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なにぶん老人は初めてなもので

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760119554
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

流行の定年後人生論や老人についてのイメージはどこか安易でおかしいぞ。バラ色でもおしなべての衰退でもない一人ひとり個性を持つ老後人生の本質とは、日本に老年文化=隠居文化は生まれるか、人間的ハイライトとしての老いの結晶能力(クリスタルパワー)について、……。患者と共に老いを同時進行する精神科医が、老いに価値を認めない日本社会の風潮に怒りの異議申し立て。椎名さんが初めて「老化」問題を語った対談も収録。

はじめに
Ⅰ そうかこれが老いなのか
どうやら「もっとも人間らしくなること」らしい
日本に老人文化は開花するか―隠居の条件
“今日はいい説法でした”
これぞ人間力―7+αのクリスタルパワー
最後に食いたいもの
パパスの問題
介護保険の「哲学」を読む
ローンにしてやられた
時間を遅くするまやかし
住むことの意味
Ⅱ 今日もあたふた日が暮れる
なしくずし的「老夫婦宣言」
「終の栖探し」挫折「考」
子供に遺す言葉
Ⅲ ≪老化対談≫ワシらも老いについて考えた
ゲスト●椎名誠
Ⅳ 老いに同行有りて
つぶやきあるいはボヤキ
土曜日の風景から―昔老いし その1
患者さんにみる老いという舞い―共に老いし その2
いずこも同じ老い夫婦―共に老いし その3
Ⅴ 乗り越えて行きし人びと
歩みつづける四人
ウブドの森に消えた男
Ⅵ 世紀を渡る
遡行せしもの二一人
怪しき春
二〇〇〇年元旦にタイムカプセルを掘る
おわりに

内容説明

そうか、これが老いなのか。しめしめ!老人は発達途上人。ワシらをなめたらあかんぜよ。

目次

1 そうかこれが老いなのか
2 今日もあたふた日が暮れる
3 「老化対談」ワシらも老いについて考えた―ゲスト・椎名誠
4 老いに同行有りて
5 乗り越えて行きし人びと
6 世紀を渡る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トッシー

3
誰でもいつかは老人になる。だったら今のうちに覗き見しておこう。そんな気持ちでこの本を手に取った。『老人』というと”衰えていく人”というイメージが強い。が、しかし作者は言う『老人とは最も人間らしい人間になること-「成熟」である。』と。そう、まだまだ上昇し続けるのだ。作者が七つのクリスタルパワーと名付けた発達し続ける能力は、①読み取る力②潮目を読む力・・⑦自分と折合う能力。自分も特に⑦が強くなってきている気がする。具体的には試練を成熟として少しずつ楽しめるようになってきたこと。ついに俺も老人の領域に突入か!?2011/08/21

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