明治妖怪新聞

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明治妖怪新聞

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760117857
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

文明開化も何のその、妖怪たちは明治に生きていた! 狐狸妖怪から幻人奇人、神隠しやホルターガイストなどの超自然現象まで、明治のニュー・メディア=新聞を騒がせていた怪奇ニュース記事をユニークな添絵とあわせ初めて集成。

凡例
はじめに
度量衡算表

1 天地の幻獣
2 超自然現象を追え
3 何かが降ってくる
4 狐狸の事件簿
5 化物屋敷へようこそ
6 植物の奇談
7 動物の奇談
8 妖怪天国
9 異界からの伝言
10 幻人博覧会
11 怪火と妖炎
12 水辺の幻獣
13 モノに宿る魂

◆コラム
恐怖を図像化する……虎狼狸獣のかたち
イギリスの夏の風物詩……海蛇伝説
人魚はほんとうにいるのか?……幻獣を科学する
竜の角見せます……何でもありの共進会
幻獣の剥製が消えた……写真に撮られた妖怪「件」
極彩色の怪異……新聞錦絵と錦絵新聞
妖怪「アマビエ」の招待……記事から謎を解く
浅虫の怪談……暴かれたインチキ怪異

協力者・協力機関リスト
明治怪奇報道年表

内容説明

狐狸妖怪から幻人奇人、神隠しやポルターガイストなどの超自然現象まで、明治の怪奇ニュース記事を初めて集成。

目次

1 天地の幻獣
2 超自然現象を追え
3 何かが降ってくる
4 狐狸の事件簿
5 化物屋敷へようこそ
6 植物の奇談
7 動物の奇談
8 妖怪天国
9 異界からの伝言
10 幻人博覧会
11 怪火と妖炎
12 水辺の幻獣
13 モノに宿る魂

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梟をめぐる読書

17
空を飛ぶ猫の話。馬を呑み込む穴の話。金魚が雀に変身した話。念仏を唱える石の話…。読み進めるうち「これは明治の日本版『プリニウスの博物誌』だ!」と思わず唸ってしまった。近代の出版物である新聞という媒体に、かつてこんなにも「怪異」の二文字が跋扈した時期があったのだ(尤も「信じるには値しないけれども」といった旨の前置きがされている記事も多いが、それすらも近世以前の世界観と近代との間で引き裂かれる明治人の葛藤を見るようで面白い)。国書の『明治期怪異妖怪記事資料集成』と比べて網羅性には劣るが、ハンディで読みやすい。2015/10/08

あいちょ。

1
お客様から。 明治時代ってのが凄いよ。 笑ったもの。2018/08/09

紅独歩

0
先の『地方発 明治妖怪ニュース』と順序が逆になってしまったが、関東地方の記事を紹介した本書の方がメインであろう。なにしろ江戸から明治という大変換を遂げた時代であるから、妖怪たちも右往左往している。しかし、科学万能を謳いながら、その実怪異に興味津々という姿勢は現代においてもさほど変わりないようにも思われる。「差異」を読み取るか、「共通項」を見出すか、どちらにしても愉しみを見出せる一冊。2014/03/01

isutabi

0
やつらはいまだに生きていた 【内容】 明治期、新聞報道された、生きた妖怪たち。味ある文章で書かれたふしぎ話に味ある絵が添えられていることもある楽しい本。 最近まで妖怪たちは身近に姿を現してくれてたんだなあ、と。 人々も形となった恐怖をやすやすと受け入れることができていた時代の「事実」たち。 【感想】 「ないない」と思いつつ、片隅に「あるかも」を残しているのか、記者たちは、どこか言い訳じみたコメントを添える風情なのが可笑しい。 一番お気に入りは、石の夫婦が再会する話。大きくない石らしいのも好もしい。2014/02/15

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