出版社内容情報
「男らしさ」とはなにか。男は生物学的に男であるだけでなく,社会的にも男という看板を背負わなくてはならない。フェミニズムの影響下で女性史の研究がすすむなかなぜ「男の歴史」が書かれなかったのか。ドイツを中心とする論集。
序 性の歴史としての男性史 トーマス・キューネ
第1章 家庭のなかでの男らしさ アンネ-シャルロット・トレップ
第2章 愛国的な戦う男らしさ カーレン・ハーゲマン
第3章 兵士、国家公民としての男らしさ ウーテ・フレーフェルト
第4章 スポーツと男らしさの理想 ダニエル・A・マクミラン
第5章 服装からみたブルジョア的男らしさの形成 サビーナ・ブレンドリィ
第6章 決闘、酒、仲間とスイス学生連合 リン・ブラットマン
第7章 「男性同盟(メナーブント)」と政治文化 ニコラウス・ゾンバルト
第8章 「男の哀愁」という麻薬―男性同盟の歌について ユルゲン・ロイレッケ
第9章 戦友意識と男らしさ トーマス・キューネ
第10章 新しい男らしさの登場―マーロン・ブランドとプレスリー カスパー・マーゼ
内容説明
「男らしさ」をめぐる議論を大きく包みこむ近代の性イデオロギー。オトコのイメージが、急激に画一化していった近代社会を知るためのヒストリー。
目次
序 性の歴史としての男性史
第1章 家庭のなかでの男らしさ
第2章 愛国的な戦う男らしさ
第3章 兵士、国家公民としての男らしさ
第4章 スポーツと男らしさの理想
第5章 服装からみたブルジョア的男らしさの形成
第6章 決闘、酒、仲間とスイス学生連合
第7章 「男性同盟」と政治文化
第8章 「男の哀愁」という麻薬―男性同盟の歌について
第9章 戦友意識と男らしさ
第10章 新しい男らしさの登場―マーロン・ブランドとプレスリー