出版社内容情報
近世における民衆の思想と文化を追究してきた著者のはじめての論集。岡山藩を中心として支配思想と民衆文化の関連を探りつつ,豊国神社の成立から東照宮の展開,そして近世都市文化論におよぶ。
序章 支配思想と民衆―研究史と本書の立場
第1部
第1章 幕藩制前期における支配思想と民衆
第2章 幕藩領主と支配思想
第3章 鈴木正三の思想
第4章 鹿野小四郎『農事遺書』の農業経営と思想
第2部
第5章 『三河物語』における二つの「起請破り」をめぐって
第6章 「公儀の神」と民衆
第7章 東照宮祭礼について
第3部
第8章 近世都市文化論
第9章 藩政確立期の教育と教化
第10章 教養文化をめぐる武家と民衆
あとがき
索引
内容説明
近世前期幕藩領主の支配のイデオロギーを、民衆の視点から構造的にとらえ直す!諸政策の背後にある儒学思想を具体的に分析。支配の装置としての祭礼と、統一権力の思惑を超える民衆のエネルギーにもスポットを当てる。
目次
序章 支配思想と民衆―研究史と本書の立場
第1章 幕藩制前期における支配思想と民衆
第2章 幕藩領主と支配思想
第3章 鈴木正三の思想
第4章 鹿野小四郎『農事遺書』の農業経営と思想
第5章 『三河物語』における二つの「起請破り」をめぐって
第6章 「公儀の神」と民衆
第7章 東照宮祭礼について
第8章 近世都市文化論
第9章 藩政確立期の教育と教化
第10章 教養文化をめぐる武家と民衆