出版社内容情報
『バロック音楽』『古典派の音楽』に続く、3巻シリーズの完結編。ロマン派(1828年~1914年頃)を対象とした演奏の手引き。
本書は、1828年(ベルリオーズの作品1)から1914年頃までのロマン派時代を対象とした演奏の手引きである。鍵盤、弦、管、声楽の各分野の章、そしてその前後に、すべての分野に共通する章(「歴史的背景」「記譜法と解釈」「原典資料とエディション」)が置かれている。学問的知識のみならず、演奏体験をもつ音楽家によることが特色。「はじめに」はロジャー・ノリントンによる。ドニゼッティ、ベッリーニ、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ヴァーグナー、フランク、ブルックナー、ブラームス、グリーグ、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルなどの作品、J. N. フンメル、L. シュポーア、C. フレッシュ、M. ガルシアなど当時の教本を、譜例入りで取り上げている。楽器や絵画などの図版も。本書は、既刊の『バロック音楽』『古典派の音楽』に続く、3巻のシリーズの完結編。人名索引、事項索引付き。
まえがき/はじめに
第1章 歴史的背景
第2章 記譜法と解釈
第3章 鍵盤楽器
第4章 弦楽器
第5章 管楽器
第6章 歌唱
第7章 原典資料とエディション
読書案内/CDについて
訳者あとがき/人名索引/事項索引
【著者紹介】
ケンブリッジ大学で音楽を学び、ニュー・イングランドとマンチェスターで芸術行政に携わったのち、15年間BBC第3ラジオ番組の音楽プロデューサーを務めた。現在は音楽の幅広い分野にわたってフリーで放送や著作に携わっている。イースト・ロンドンの2001年Spitalfields Festivalの芸術監督にも招かれた。多くのCDライナーノートがある。
目次
第1章 歴史的背景
第2章 記譜法と解釈
第3章 鍵盤楽器
第4章 弦楽器
第5章 管楽器
第6章 歌唱
第7章 原典資料とエディション
著者等紹介
バートン,アントニー[バートン,アントニー] [Burton,Anthony]
Cambridge Universityで音楽を学び、ニュー・イングランドとマンチェスターで芸術行政に携わったのち、15年間BBC第3ラジオ番組の音楽プロデューサーを務めた。現在は音楽の幅広い分野にわたってフリーで放送や著作に携わっている。イースト・ロンドンの2001年スピタルフィールズ音楽祭(Spitalfields Festival)の芸術監督にも招かれた
角倉一朗[スミクライチロウ]
1932年東京生。東京芸術大学音楽学部楽理科卒、同専攻科修了。桐朋学園大学助教授、東京芸術大学助教授、同教授、神戸女学院大学特任教授を歴任。元日本音楽学会会長、元国際音楽学会理事。現在、東京芸術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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