出版社内容情報
経験豊かな国際政治学者が提示する平和国家日本の歩むべき道。国内外の断片的な情報に惑わされることなく,市民ひとりひとりがアメリカの対外戦略の本質,国連の現状と改革のゆくえ,日本の進路を考え,行動すべきことを問いかける。
目次
第1章 国内的常識と国際的常識(主権者として国家を考える;国際機関と主権国家;国際社会の原則と私たちの「常識」)
第2章 アメリカ(クリントン政権)の対外戦略(アメリカの対外戦略;クリントン政権下の戦略的特徴)
第3章 米ソ冷戦後の国連(国連の成立時に構想された役割;米ソ対決時代の国連の活動;米ソ対決解消後の安保理の変質)
第4章 日本の進路(改憲発想の源―アメリカの対日要求;北朝鮮の「核疑惑」問題;保守政権の認識と目的;日本の進路と世界の平和)