出版社内容情報
第１次・第２次世界大戦の戦間期に独特の展開過程をたどった日本帝国主義。その成立期における経済政策形成過程について，「日露戦後経営」・関税政策などさまざまな角度から，政治諸勢力の実相や経済状況認識を分析する共同研究。
はしがき……………………………………………………………………後藤靖
第１章 「日露戦後経営」と生産調査会
―帝国主義成立期の産業政策とブルジョアジー…………坂本悠一
第２章 北九州工業地帯と工業用地・海面埋立
―工業地帯形成と地域経済…………………………………清水憲一
第３章 昭和初期関税政策の展開―関税審議会を中心として……松野周治
第４章 1933年ロンドン国際経済会議と日本
―貿易・通商問題を軸にして………………………………伊藤正直
第５章 日本におけるアルミニウム産業政策…………………………長島修
第６章 「燃料国策」の形成と石油業………………………………伊藤武夫
第７章 昭和初期の中小工業政策の展開………………………………後藤靖
第８章 石黒農政の成立―その思想的一系譜…………………………今西一
第９章 植民地朝鮮地主制研究の２、３の論点
―張矢遠氏の近業を中心に…………………………………中村福治
後藤靖略歴と主要著作
あとがき…………………………………………伊藤武夫・長島修・松野周治
内容説明
日本帝国主義成立期における経済政策の形成をめぐる政治諸勢力の実相を解明する。経済諸団体やジャーナリズムの経済状況認識のあり方をも実証的に明らかにする。
目次
第１章 「日露戦後経営」と生産調査会―帝国主義成立期の産業政策とブルジョアジー
第２章 北九州工業地帯と工業用地・海面埋立―工業地帯形成と地域経済
第３章 昭和初期関税政策の展開―関税審議会を中心として
第４章 １９３３年ロンドン国際経済会議と日本―貿易・通商問題を軸にして
第５章 日本におけるアルミニウム産業政策
第６章 「燃料国策」の形成と石油業
第７章 昭和初期の中小工業政策の展開
第８章 石黒農政の成立―その思想的一系譜
第９章 植民地朝鮮地主制研究の２、３の論点―張矢遠氏の近業を中心に
