出版社内容情報
須恵器など,古墳時代の技術の源流である朝鮮半島に焦点をあてた国際シンポジウムの全記録。
【内容】第一部 陶質土器の諸問題/第二部 日本各地の須恵器と陶質土器/第三部 自然科学との接点/第四部〈シンポジウム〉海峡を越えて伝わったやきもの文化
内容説明
日本と関わりの深い朝鮮三国地域(百済・伽耶・新羅)の豊富な発掘成果をもとに、古代の産業・文化の実相を明らかにする。韓国考古学界を代表する4氏に日本の気鋭研究者18名が加わり、最新のデータを提供。
目次
第1部 陶質土器の諸問題(日本古代の窯―とくに窯体構造について;百済地域の陶質土器窯跡;伽耶地域の陶質土器;九州地域の須恵器と陶質土器;近畿地域の須恵器と陶質土器;古墳時代の須恵器生産と鉄器生産の接点)
第2部 日本各地の須恵器と陶質土器(九州地域;中国・四国地域;近畿地域;東海・北陸地域;関東・東北地域)
第3部 自然科学との接点(産地推定の状況―化学分析法による古代土器の伝播・流通に関する研究の現況;韓国での産地推定;年代測定からみた状況)
第4部 〈シンポジウム〉海峡を越えて伝わったやきもの文化
特別寄稿 新羅・伽耶の古墳と陶窯址―新羅土器と伽耶土器の起源・生産・比較を中心に