内容説明
明治初期、明六社員として啓蒙活動を行うとともに、文部省編書課長として新しい教科書の編集を担当。そのさい、伝統を生かしながら欧米文化を吸収することを主張した。明治20年ころからは、社会人を目標に、道徳教育を中心とする生涯教育を志して日本弘道会を結成し全国運動を展開。英学者であり儒学者で、現実を重視した思想家。
目次
第1 藩士の時代
第2 啓蒙活動の時代(明六社結成、洋々社結成;文部省出仕)
第3 道徳教育運動の時代 その1(「学制」批判、修身学社創設;日本弘道会)
第4 道徳教育運動の時代 その2
第5 晩年の論説