出版社内容情報
食をテーマに旅した南インド、天空の湖の国ラダック、先住民アートが残る奇跡の村、そして西ベンガルへ──
インドの東西南北、ぐるりと方々(ほーぼー)を歩き回った、名著『ゴーゴー・インド』の著者による待望のインド旅行記。著者自身の撮影による各地の美しい写真が旅心を刺激する一冊。
内容説明
『ゴーゴー・インド』の蔵前仁一がまたインドをホーボー旅した!美食の南インド、天空の国ラダック、先住民アートの村、そして西ベンガルへインド東西南北、方々を歩きまわった待望のインド旅行記。
目次
南インドを食べ歩く(食べ歩くインドへ;バンガロールへ ほか)
天空の国ラダックへ(初めてのラダックへ;高地の都市レー ほか)
ミーナー画を探して(ミーナー画はどこにある?;ミーナー画ってなに? ほか)
ジャールカンドの奇跡の村(謎の州ジャールカンド;ハザリバーグへ ほか)
二つのベンガルを旅する(混乱渦巻く大都市ダッカ;船舶解体所バティアリ ほか)
著者等紹介
蔵前仁一[クラマエジンイチ]
1956年鹿児島県生まれ。作家・グラフィックデザイナー。慶応義塾大学卒業後、80年代初頭からアジア・アフリカを中心に世界各地を旅する。個人旅行者のための雑誌「旅行人」編集長を務め、多くの旅行作家を輩出、バックパッカーの教祖と呼ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
16
旅行人の記者蔵前仁一氏が『食べ歩くインド』の本を片手に、インドの各都市のカレーを試して歩く。その際、昔来た時とどんな風に都市が変化したか、安宿はどんな具合か、相変わらずのザ•インドだ、などの描写が楽しい。特にバナナの皮の上に各種おかずを乗せてくれる地方食が美味しそうで、是非行きたくなる。また後半は現地の主婦がお祭り前、装飾のために描くという壁画巡りの旅。地名はどこも知らないので雰囲気を楽しむだけだが著者さんとて、何度も渡印しているため前に来たはずなのに記憶がない、などの記述も多く、旅行あるあるだな、と思う2025/03/07
じん
9
もう30年くらい前になるのかな。『ゴーゴーインド』とかよく読んでたので、懐かしくなり読んでみた。蔵前さんも変わられたような、変わってないような。学生の時などに、バックパックをしょって旅はしたけれど、インドは行くタイミングを逃して。今は、混沌とした暑苦しい大都会の安宿や秘境よりも、海や山が綺麗なリゾート地にあるグランピングや星野リゾートとかに泊まりたい気分ですねね。2024/11/17
チェアー
8
面白かったのはインドの壁画巡りだ。人知れず村の女性たちが壁に絵を描いている。生活の中から生まれた絵が村を包んでいる。それを探し求めて筆者は目星がついていなくても、「何とかなる」と気合でインドに乗り込み、実際何とかなる。それはこれまでのインドの旅で、インドの人と国がどういうものかを知る筆者だからできたのかもしれない。2025/02/22
あぎる
8
80年代から活躍を続ける旅行作家の新刊。最近のインドを紹介している。60代になり、体の無理がきかなくなった様子も描かれる。2025/03/20
noko
7
バックパッカー憧れの蔵前さん。久しぶりにインドへ。前半はインドを食べ歩き。タラセリのパレスレストランのビリヤニが美味しい。数学の天才、ラマヌジャンはクンバコーナム出身で家が残っている。ロンドンへ行ったが体調悪くしてインドへ戻り翌年に32歳で病死。私はラダックに興味があったので、ラダックの話が載ってて嬉しかった。ラダックは元々インドではなく、ラダック王国。だから言葉も文化も違う。1842年に滅亡。外国人が入国可になったのは1974年。チベット仏教寺院巡りとハイキングが人気。今でもインド&パキで争ってる地域。2025/04/04
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