内容説明
パクス・ブリタニカからパクス・アメリカーナへ。アジアにおける植民地支配の終焉とヘゲモニーの交代に着目し「20世紀的世界」の歴史的発展課程を明らかにする。
目次
帝国の終焉とアメリカ―アジア国際秩序の再編
第1部 イギリス帝国のたそがれ(二十世紀南アジアにおける帝国とヘゲモン;イギリス統治の終焉とインド鉄道システムの自立化;南アジアにおける武器移転の構造;帝国の残影―イギリスの影響力と東南アジアの脱植民地化;一九五〇年代の東アジア国際経済秩序とスターリング圏)
第2部 ヘゲモニーの交代とアジア世界(交渉されたヘゲモニー―アメリカと東南アジア世界 一九四五~一九六〇年;アメリカのヘゲモニーとアジアの秩序形成、一九四五~一九六五年;ヘゲモニー・ギャップとインド―世界システムの状態とアメリカの認識;「帝国の終焉」と東南アジアの国民国家エリート;イギリス帝国の崩壊とアメリカ―一九六〇年代アジア太平洋における国際秩序の変容)
著者等紹介
渡辺昭一[ワタナベショウイチ]
1953年生まれ。東北学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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