内容説明
古めかしい城が岩山にそびえ立ち、青地に白い斜め十字の見慣れぬ旗が風に揺れ、バグパイプの音が耳につく。ここスコットランドの地は、連合王国の一地方か、それとも固有の時を刻む一つのネイションなのであろうか。北の大地に刻まれた人と歴史を訪ねる。
目次
第1部 スコットランドの歴史
第2部 スコットランドの史跡を訪ねて(エディンバラとその周辺;グラスゴー;スターリング;セント・アンドルーズ/ダンフェムレン;アバディーン;パース/スクーン;ハイランド;ヘブリディーズ諸島;オークニ/シェトランド;スコットランド南部)
著者等紹介
富田理恵[トミタリエ]
1962年生。早稲田大学大学院文学研究科専攻文学修士(西洋史学)取得。セント・アンドルーズ大学大学院M.Litt.(スコットランド史)取得。現在、東海女子大学人間関係学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
5
とりあえず近所の書店にはこれしかなかった。定価で本を買うのは久しぶり。何でスコットランドかって、そりゃリーバス君ですよ(笑)。特に「青と黒」の終盤の荒涼たる風景。文章はまだパラパラと流しただけだが、結構いい本かも。2009/09/26
Riopapa
1
通読するというより、拾い読みする本かな。旅行しながら読むといいかも。2014/10/27
山内
0
本当は独立で盛り上がっている内に読みたかったのだけれど。発行が02年なので議会が発足して自治が本格化するまでのスコットランド史。土地環境により歴史がハイランドとローランドで分断されているのがすごく興味深いし、スクーン石をめぐるイングランドとスコットランドの関係はまるで物語のよう。写真が多く、後半の地域別紹介ではマイナーな地域もしっかり網羅しているので、かなり内容の濃い観光ガイドとしても読める。2014/11/28
passage_misato
0
スコットランドの歴史、ぱらぱらしていた知識が、通史として整理された感じ。写真が見応えがあって和む。2010/04/04