出版社内容情報
ユダヤ人思想家として知られる著者が自らのユダヤ人性を賭けて論じた迫真のユダヤ人論。パーリアとは追放者、被抑圧者の意であり、ユダヤ人の苦難の歴史を内側の目から見直す
目次
第1章 われら亡命者
第2章 隠された伝統
第3章 フランツ・カフカ
第4章 昨日の世界のユダヤ人
第5章 シオニズム再考
第6章 帝国主義について
第7章 組織化された罪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いとう・しんご
12
渡米後の数年間に書かれた小論文集。自己の体験に基づく生々しいお話なので、他の著作にはない分かりやすさ、切実さが感じられる。シオニズムについての論考は今日のガザにおける民族浄化の理由を明らかにしている・・・やっぱ、そうだったのねぇ、みたいな。戦後社会の原点を考える意味でも非常に示唆に富んだ一冊でした。2025/04/22
bass
1
訳者による後書きが良くできたガイドなのだが、訳文はやはり生硬。それでも、ヨーロッパでの反ユダヤ主義体験、シオニズム、アメリカ亡命といったアーレント自身の体験を通じて、自分自身のユダヤ人としての自覚から〈生きた思想〉が展開する経緯を辿れるように、訳者が適切な論文を選んでいる。きっと『全体主義の起源』から『人間の条件』に至る里程標として有効。英語版の元の論文を探して、適宜突き合わせて再読したい。タイトルが端的で分りやすいのもありがたい。2018/06/20
sossii
0
カフカやツヴァイクについて書かれたところに比べて、シオニズム等について書かれたところが読みにくかったのは、あるいは訳文がよくなかったのだろうか…?2012/06/06
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