出版社内容情報
宗教と国家の関係を問い、近代日本における思想と言論と信仰の自由の根本問題にふれる資料集。
内容説明
1893年(明治26年)5月に第1冊、7月に第2冊、10月に第3冊、と時日をおかずたてつづけに出版された資料集は、問題がいかに白熱化したかを物語っている。明治史においては、維新の革命の必然的な思想的帰結としての、欧化主義と国粋主義の対立であり、議論である。それは近代日本の底流をなした大いなる時代の力の噴出と見ることができる。そのほぼ100年後の現在、その問題は、いぜんとして日本における普遍主義への傾向と、反普遍主義との対立に示唆を与えずにはいないだろう。
目次
今日の宗教論及ひ徳育論(植村正久)
ベスタロッチの教育と宗教「日本評論」
曲学阿世とは何そ「仏教」
井上博士と基督教徒との論戦「仏教」
教育宗教の衝突「同志社文学」(柏木義円)
「教育と宗教の衝突」に就て「真仏教軍」
井上博士の教育宗教衝突論を評す(向軍治)
文学士沢柳政太郎氏の教育と宗教の衝突に関する意見「明教新誌」
耶蘇教愚痴をこぼす「明教新誌」
鳥尾将軍の演説を聞て所感を述ふ(英晋)〔ほか〕



