内容説明
「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」恋人が失った記憶を取り戻すために、“幻の家”を訪れた僕たちを恐るべき事実が待っていた。異色長編ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
87
8年ほど前に東野圭吾文庫を固め読みした時以来の再読だが単行本は初読。この本が出版された当時は考えてみると確かにこういうズバッと直球の題名も多かったよな。2015/01/03
mikea
20
別荘らしき無人の館に、元恋人と一緒にヒントをみつけ、何かを探っていく様子に、昔ファミコンでこんな雰囲気の推理物のゲームやったな~と思い出しました。つい、死体が出てくるんじゃ・・・とか、怖い想像が巡る・・・。そんなこともあって、つい懐かしく感じ、楽しめました♪2011/07/01
ちび
16
面白かったです。 ザ・ミステリーという感じで、小学生以前の記憶がない女性が記憶を取り戻すために、昔の恋人と山奥の謎の家に行くお話。 虐待の話は読んでで苦しかったし、真実もなんとも言えない切なさがあるけれど、この真実にたどり着くまでに少しずつ解き明かされていく真実がゾワゾワして、先が気になってとても惹きつけられました。2015/12/26
yuka
15
『むかし僕が死んだ家』って、そういう意味か。な~んだ。なんで「僕が」?と思ったので。不思議な家に日記。真相が気になって、あっという間に読了しました。2018/08/02
rana
15
東野さんの作品で読みこぼしが多く、20年前の本を借りました。自分が死んだ家とはどんな家なのか興味があり読み進むと、友達の家(お墓)のお話だった。いろいろな伏線があって、「この人と前に会ったことある」という一言を見逃してはならない。やっぱり東野さんは先生がお嫌い。雅和氏は最低の教師になっている。チャーミーが「久美」とは・・・・一気読みでした。2014/11/10