出版社内容情報
日本海、響灘、周防灘の三つの海に囲まれる山口県は、西日本の陸海交通の要衝。維新以来、歴史を動かしてきた地の人々の暮らしの呼吸と食べものを伝える。
内容説明
この本は、大正の終わりから昭和の初めのころの山口県の食生活を再現したものです。
目次
大島の食―いわしの多彩な利用と茶がゆの数々
山代の食―山の恵みの息づく、こうぞ、こんにゃく、わさびの里
長門山間の食―米ともちが山間農業を支え、人々のきずなを結ぶ
北浦海岸の食―いわし漁で1年を暮らす大井湊
長門内陸の食―米2俵分の出費をいとわず秋の小祭りにかける
周防南部の食―春にはお遍路宿に、磯や川の恵み豊かな干拓の村
城下町萩の食―質素倹約の武家文化を継承する食
萩焼窯元の食―380年の伝統をもつ萩焼を支える食
人の一生と食べもの
山口の食とその背景
山口の食 資料