ちくま新書<br> 「ダメな教師」の見分け方

電子版価格
¥825
  • 電書あり

ちくま新書
「ダメな教師」の見分け方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062475
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0237

内容説明

「ゆとり教育」と「学力低下」の間で迷走を続けている教育改革の鍵は、教師が握っているにもかかわらず、そこがほとんど手付かずのまま放置されている。なぜか?そこにはどのような力学が働いているのだろうか。著者は公私立高校の教師や管理職を歴任し、塾・予備校の管理・運営に責任者として携わり、今なお教育NPOに関わるなど、教育のあらゆる局面に立ち会ってきた。教育委員会や教員組合、PTAとの関係なども含めて、不透明な教師社会の実態を解明し、ラジカルではあるが実現可能な改革案を提示する。

目次

第1章 学校を変えるのはだれか
第2章 学校の中の政治
第3章 どうやって先生を変えるか
第4章 学校選びより先生選びを
第5章 教師を格付けする方法
第6章 「先生選び」が教育を変える

著者等紹介

戸田忠雄[トダタダオ]
1937年神戸市生まれ。東北大学教育学部卒業。長野県の私立、公立学校の教師、公立高校長、信学会長野予備学校長などを歴任する。退職後は教育アナリストとして講演、ラジオコメンテーター、著述活動などに専念し、現在はNPO法人XYサタデースクール代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

23
公立の学校における先生方のポジションが理解できた(もちろん、この限りではないだろう)。教師評価システムというのは賛成。ルーティンでなく、つねに勉強をすることで生徒児童にわかりやすい授業を提供するのが教師の役目のひとつ。閉ざされた学校、閉ざされた教室の中の授業ではなく、もっとオープンに、忌憚なく意見交換できる場が学校であってほしい。2014/04/08

Humbaba

2
学校教育は現在様々な問題が俎上に上がっている.しかし,学校教育の根幹を握っている教師本人に対しては,そこまで議論がなされていない.教師という存在は,評価にさらされておらず,そのため自浄作用が働きにくく,切磋琢磨しようという感情が浮かびにくい構造になっている.2010/11/17

roku7777

1
あり。まず「営業」をしろとはまさにその通り。教職だけは「お客様第一主義」ではないということにダメな教員は気づいてない。そして御託を並べたがる。2018/11/19

もん

1
今まで自分が持っていた考えとは逆の考え方だったので、自分の考え方を相対化できる点で役に立ちました。さらに、現場ではやはり組合や教育委員会など子どもから離れたところで様々な問題を抱えていて、やはり原点は子どもとの関係に戻らないかんと思います。ですが、やはり組織とはそれだけに気を払うことはできないのかもしれませんね。2009/12/07

sktin8

0
「教師は子どものサポーター」。この言葉は、中々聞かれないものである。制度面に関しては、法的拘束力がなければ、中々実現されることは難しいだろう。2014/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/522651
  • ご注意事項