筑摩叢書<br> 星取棹―我が国の笑話

  • ポイントキャンペーン

筑摩叢書
星取棹―我が国の笑話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784480013361
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0095

内容説明

近世の典籍に深くひろく通じ、秀れた史伝や人物論を遺した在野の大学者である著者は、一方で笑話や小話をこよなく愛する人であった。日本の笑話の成立と変遷に関心をもち、江戸初めから中期にいたる笑話集を渉猟し、現代に伝えるべき話を一冊にまとめたのが本書である。

目次

醒睡笑
きのうはけふの物語
百物語
私可多咄
つれづれ御伽草
軽口曲手鞠
囃物語
鹿野式左衛門口伝ばなし
けらけらわらひ
鹿の巻筆
はなし大全
鹿の子ばなし
枝珊瑚珠〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itokake

17
江戸時代(1615年-1748年)の笑い話(軽口)。軽口本37種からつぶよりの311話。軽口には、昔話として口承されたものもあり、昔話好きなので原典に触れたてみたかった。読むほどにじわりじわりと味を感じだす。現代のお笑いとは違う、江戸の笑いだった。各話に著者の感想と解説がつくが、博識な著者にさえ意味不明なものがあって驚く。また、出版から77年経過しているので、著者には解説不要な事柄が、私には必要なこともあった。例えば、「狐を一廻り食う」という時の、「一廻り」は1匹まるまる食べる?時と共に消える言葉を実感。2023/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3684804
  • ご注意事項