目次
第1部 起源(ワイン用のぶどうの木は、フランス土着の植物なのか、それとも外来の適応植物なのか;ぶどう栽培を広めたギリシア人;アウグストゥスの時代までのガリアにおけるぶどう畑 ほか)
第2部 中世における商業用の偉大なぶどう畑(ロワール川からライン川にかけての地域;イヨンヌ川、ロワール川、アリエ川の地方;オート・ブルゴーニュ地方とフランシュ・コンテ地方 ほか)
第3部 近代社会の需要に対するワイン生産の適応(最北のぶどう畑の放棄;17、8世紀、オランダとの交易がフランスのワイン生産の性格に与えた影響;14世紀から18世紀までの大都市周辺における民衆的ぶどう栽培の誕生と発展 ほか)
著者等紹介
ディオン,ロジェ[ディオン,ロジェ][Dion,Roger]
1896年、フランスのロワール地方に生まれる。国立高等師範学校卒業後、パリ大学、リール大学、ブラジル・サンパウロ大学を経て、1948年から68年までコレージュ・ド・フランス教授として歴史地理学を講じ、アナール学派の傍流に位置する。自然に対する人間の働きかけを「可能性」として捉え、その現れとしての「風景」について数々の論文をものした。1981年没。ジャン=ロベール・ピットをはじめとして、近年再評価が著しい
福田育弘[フクダイクヒロ]
1955年、愛知県生まれ。早稲田大学大学院博士課程中退。現在、早稲田大学教育学部助教授
三宅京子[ミヤケキョウコ]
1956年、東京生都まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学ほか講師
小倉博行[オグラヒロユキ]
1966年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学講師
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