ジェンダー化される身体

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ジェンダー化される身体

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  • サイズ B6判/ページ数 376,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326652648
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3036

出版社内容情報

ジェンダー化される身体とは、<女>および<男>という性のちがいが、所与の大前提として認定された文化の中で、それにそって訓育され、立ちあげられ、生きられていく身体のことをさす。本書は、このジェンダー化される身体についての歴史をテーマとしている。何が<女>または<男>という性の特質・本質であるかという理解は、時代や文化によって異なる。ジェンダーに印づけられた身体は、実際に人々のからだにおいて具体的にどのように演じられ、生きられてきたのか――性差、生殖、美と健康などの観点から身体の歴史を

【目次】
序章 性差を持つ身体の構築
 はじめに
 1 フェミニズムと身体の問題化
 2 セックス/ジェンダー二元論のパラドクス
 3 ポストモダン・フェミニズムの身体論
 4 プロセスとしての身体
 おわりに


第1章 性差の歴史学―女性史の再生のために―
 はじめに
 1 女性史とフェミニズム
 2 女の身体感覚
 3 避妊・堕胎考

第2章 産むも地獄、産まぬ地獄の...
 1 進化の不条理
 2 生殖と権力
 3 「解放」とは何か

第3章 身体史の射程―あるいは、何のために身体を語るのか―
 はじめに
 1 「身体を歴史的に見る」とは
 2 「性」を持つ身体
 3 「男」という身体へ


第4章 女の解剖学―近代的身体の成立
 はじめに
 1 前近代の性差観
 2 新しいモデルの形成
 3 性器としての女
 おわりに―まとめと展望―

第5章 フェミニズムと生物学―ヴィクトリア時代の性差論
 1 科学的性差論の背景
 2 科学的性差論の系譜
 おわりに―女たちの反応―

第6章 男の性と生殖―男性身体の語り方―
 はじめに
 1 男が語る「男の性」
 2 「他人事」としての生殖、あるいは「やりっぱなしの性」
 3 男にとっての避妊と中絶
 4 環境ホルモン・男性不妊・生殖テクノロジー
 おわりに


第7章 子殺しの論理と倫理―ヨーロッパ社会史をもとに
 はじめに
 1 キリスト教化以前
 2 キリスト教世界の子殺し
 3 養育院と里子
 結びにかえて―子殺しをどう読むか―

第8章 「堕ちた女たち」―虚構と実像―
 1 トリスタンの見たロンドン
 2 娼婦の数と定義
 3 買売春とダブル・スタンダード
 4 ステレオタイプ その1―犠牲者としての娼婦―
 5 ステレオタイプ その2―汚染源としての娼婦―
 6 ある女工の話

第9章 性の衛生学―ヴィクトリア時代の買売春と性病―
 はじめに
 1 娼婦の数と生活
 2 CD法の成立と性病
 3 CD法とダブル・スタンダード
 4 マドンナとマグダレン
 おわりに

第10章 美と健康という病
 1 <女性美>の一世紀
 2 <スリムな女>の意味するもの
 3 フェミニズムの役割
 4 美と健康と男の身体

あとがき
引用・参考文献
索引 

内容説明

ジェンダー二元論の規範の中で、“女”や“男”の身体はどのように生き、抵抗してきただろうか。生物学的宿命論もバトラー流の幻想論も拒否して“女”の身体にこだわる。

目次

序章 性差を持つ身体の構築
第1章 性差の歴史学―女性史の再生のために
第2章 産むも地獄、産まぬも地獄の…
第3章 身体史の射程―あるいは、何のために身体を語るのか
第4章 女の解剖学―近代的身体の成立
第5章 フェミニズムと生物学―ヴィクトリア時代の性差論
第6章 男の性と生殖―男性身体の語り方
第7章 子殺しの論理と倫理―ヨーロッパ社会史をもとに
第8章 「堕ちた女たち」―虚構と実像
第9章 性の衛生学―ヴィクトリア朝の買売春と性病
第10章 美と健康という病―ジェンダーと身体管理のオブセッション

著者等紹介

荻野美穂[オギノミホ]
1945年中国青島生まれ。1987年奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程中退。人文科学博士。現在、大阪大学大学院文学研究科助教授/女性史専攻
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感想・レビュー

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序章~第六章を特に興味深く読んだ。女の身体という実在を起点にしているのもあってか、難しそうな顔(表紙)からは想像できなかった読みやすさがあった。女のからだの病理化、客観性の「信仰」あたりが興味深いし、アカデミックな知がいかに男性中心的なのか、また、その文脈に自らも巻き取られることの是非についても考えさせられる。(ベトナム出身?の女性が著者でディアスポラについてかなんかの本でそんなこと書いてた気がして読み直したい、のにタイトル忘れた)2020/05/06

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