出版社内容情報
新しい「二一世紀の軍事力」の構築に向かっている中国軍の実態と軍事指導者として江沢民の果たしてきた役割を余すところなく詳述。
この十余年の間に江沢民軍事政権が達成した軍事変革には注目に値するものが多々あるが、江沢民が長期間政治権力を維持してきた最大の要因は背後で政治を動かしてきた中国軍の支持にある。本書は、21世紀において大国を目指す中国の強力な後楯として重要な役割を果たす中国軍の軍事政策を概観する。
同著者:『江沢民と中国軍』(小社刊)、『中国軍現代化と国防経済』(小社刊)など多数
Ⅰ 江沢民の「軍事変革」
第一章 江沢民の軍事委員会主席四選と新しい軍事指導体制の形成
第一節 「ヒラの党員」江沢民が何故中国軍を統率できるのか
第二節 新しい軍事指導体制の形成
第二章 軍事力の飛躍的発展を意図する江沢民
第三章 「20万人兵員削減」と中国軍の編成改革
Ⅱ 兵役制度と軍事教育の改革
第四章 「独りっ子」時代の兵役制度改革
第五章 ハイテク時代の軍事教育制度改革
Ⅲ 後方支援の改革
第六章 後方支援体制改革と軍隊の生産停止
第七章 総装備部の創設と兵器管理体制改革
Ⅳ 戦争準備
第八章 台湾軍事統一と民用船舶動員計画
第九章 ハイテク戦争への対応急ぐ中国軍
第一〇章 太平洋に進出する中国の海洋調査活動
あとがき
内容説明
新しい「二一世紀の軍事力」の構築に向かっている中国軍の実態と軍事指導者として江沢民の果たしてきた役割を余すところなく詳述。大国を目指す中国の強力な後楯として重要な役割を果たす中国軍の軍事政策を概観する。
目次
1 江沢民の「軍事変革」(江沢民の軍事委員会主席四選と新しい軍事指導体制の形成;軍事力の飛躍的発展を意図する江沢民 ほか)
2 兵役制度と軍事教育の改革(「独りっ子」時代の兵役制度改革;ハイテク時代の軍事教育制度改革)
3 後方支援の改革(後方支援体制改革と軍隊の生産停止;総装備部の創設と兵器管理体制改革)
4 戦争準備(台湾軍事統一と民用船舶動員計画;ハイテク戦争への対応急ぐ中国軍 ほか)
著者等紹介
平松茂雄[ヒラマツシゲオ]
1936年静岡県に生まれる。1966年慶応義塾大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士課程修了。慶応義塾大学法学博士。1967年防衛庁防衛研究所勤務。第一研究部第三研究室長。現在、杏林大学総合政策学部教授
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