グノーシスと古代宇宙論

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グノーシスと古代宇宙論

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326100538
  • NDC分類 112

出版社内容情報

グノーシス主義と呼ばれる思想潮流の本質を古代宇宙論の拒否に見出し,グノーシス文献として知られるヘルメス文書の一つ「ポイマンドレース」を詳細に解析する。

目次

第1章 「ポイマンドレース」とその情況

 1 「ポイマンドレース」の情況
 2 「ポイマンドレース」の教え
 3 「ポイマンドレース」のグノーシス思想
 4 結び
 補遺 1 二つの二元論
 補遺 2 「ポイマンドレース」全文

第2章 古代宇宙論の伝統

 1 伝統陣営のグノーシス反駁
 2 「古代宇宙論」の定義
 3 文化中枢としての古代宇宙論
 4 結び

第3章 古代宇宙論を継承する者

 1 アレクサンドリアの神学
 2 ”キリストもカエサルも”
 3 帝国国教への転回
 4 中世へ

結論
あとがき
文献表・索引  

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

evifrei

4
おそらく有力と考えられる批判はあるが、柴田説によると、グノーシスとは星辰界の拒否と定義される。伝統的な西洋地中海地方での星辰界神話としては神々が住まわれる天上界を最も高い場所とし、その下に人間達の住む地上界を、更なる下層に冥府を想定する。これに対しグノーシスは至高天として、神々の住む天上界よりまだ高い階層があることを想定する。至高天より墜落した人間が墜落の際の罪の穢れを返還しながら再び上昇し、天上界を越えて至高天を目指すことを神話の内容とする(ヘルメス文書)。ローマに強い恨みを持つ植民地エジプトで興隆。2019/10/24

レートー・タト

2
古代ヘレニズム思想研究者柴田有が、荒井献とヘルメス文書の共訳業の後に訣別し、独自に練り上げたグノーシス論。彼のグノーシス観は、ヘルメス文書が原典である。『ヘルメス選集』と『アスクレピオス』の人間論を比較に取り上げ、「人即神」及びその啓示的存在という定義が、グノーシス主義に特有のものというわけではないとして、グノーシス主義の定義を、宇宙論を核とする「星辰拒否」、この一つに尽きるとする。この定義ではマニ教が含まれないという問題が残るが、ヘルメス文書が絶版中であるだけに、選集Ⅰだけでも全訳が載っているのは貴重。2010/11/10

宇宙図がここにあったはず

0
ウロボロスがぐるぐるぐるぐると宇宙を巻いている。2019/09/12

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