文字符号の歴史 アジア編

文字符号の歴史 アジア編

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  • サイズ B5判/ページ数 377p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784320120402
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3041

出版社内容情報

【解説】
漢字,ハングル,インド系文字(デーヴァナーガリ,タイ,チベット他),アラビア文字,蒙古文字,アルファベットなど,アジアの多様な文字について,文字の成り立ちとしくみ,国語・文字政策,国語情報処理,および文字符号の形成の過程を,初期の活字印刷,電信符号や機械式タイプライターの時代から説き起こして歴史的に記述する。アジアの公用語で使用される25種類余りの文字系のほとんどをカバーしており,各文字の例文,文字表,活字見本,文字符号表,代表的な鍵盤配列など,合計250点を超える図版類でわかりやすく図解する。

【目次】
アジアの多様な文字世界・文字符号の前史-活字,タイプライター,印刷電信-・ASCIIとその拡張・文字符号表の成立-国語情報処理の歴史-・文字符号表の分裂と統合・デジタルデバイドと文字符号他

内容説明

コンピュータ上の文字符号化に先立つ前史として、活字印刷、タイプライター、印刷電信の各段階で、アジアの文字がどのように扱われてきたかを論じる。文字符号化の基本となるASCIIのしくみとその拡張の歴史について解説する。また、文字符号化を考えるうえで必要ないくつかの基本的な概念(符号化文字集合、符号化方式、グリフとフォント、配列順序など)について整理する。アジア各国における文字符号表成立の歴史を追う。国境を越えた文字符号表の統合と分裂のドラマをとりあげる。言語・文字間のデジタルデバイドの現状を分析し、今後の課題を展望する。

目次

1章 アジアの多様な文字世界
2章 文字符号の前史―活字・タイプライター・印刷電信
3章 ASCIIとその拡張
4章 文字符号表の成立―国語情報処理の歴史
5章 文字符号表の分裂と統合
6章 デジタルデバイドと文字符号

著者等紹介

三上喜貴[ミカミヨシキ]
1952年東京生まれ。1975年東京大学工学部計数工学科卒業。通商産業省に入省し、大臣官房、産業政策局、貿易局、工業技術院に勤務。1994年から1997年まで日本貿易振興会に出向して、ジェトロ・シンガポールセンターに勤務。1997年7月より長岡技術科学大学教授。研究・技術・計画学会業務委員・研究評価分科会幹事。開発技術学会、情報処理学会会員、プロジェクトマネージメント学会各会員
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