内容説明
身体障害者補助犬法の第一条では「(前略)身体障害者補助犬の育成及びこれを使用する身体障害者の施設等の利用の円滑化を図り、もって身体障害者の自立及び社会参加の促進に寄与することを目的とする」と高らかに謳っている。障がいのある人にやさしい法律であることは間違いない。しかし、“介助犬”ロッキーと出会って、無理かと思っていた大学進学の夢まで果たした信田滋弘さんにとって、この法律が意外にも「障壁」となってしまった。法律はあるだけでは意味がない。たとえばこの補助犬法にしても、障がいのある人が主役でなければならないのではないか。
目次
第1章 ロッキーと一緒に大学に行こう
第2章 難病どうしてぼく転んじゃうの?
第3章 願えばいつの日か夢はかなうから
第4章 ロッキーが介助犬でなくなる日
第5章 ありがとう!ロッキー