二軍

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309274706
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

一軍を目指す若者、調整するベテラン長…、初めて書かれた人生の縮図二軍ルポ。超一流選手、最優秀防御率、二軍四冠王…。

【著者紹介】
1964年生まれ、スポーツ、ノンフィクションライター。『巨人軍最強の捕手』で、第14回ミズノスポーツライター優秀賞受賞。

内容説明

上を目指す。修業する。調整する。故障と付き合う。若手に混じって泥にまみれる…。先輩、後輩、コーチ、監督、寮長、寮母さん…。新人も、ベテランも。いつか、ここでの経験が、将来必ず、自分に返ってくる。きっと返ってくる。人生に大切なことは全て二軍で学んだ。

目次

第1章 スター選手にとっての二軍(史上初の初登板ノーヒット・ノーランの光と影―近藤真市(中日)
赤ヘル機動力野球の申し子―高橋慶彦(広島・ロッテ・阪神))
第2章 ファームのタイトルホルダーたちの矜持(デッドボールのあとに―井上真二(巨人)
二軍最多登板という記録―金剛弘樹(中日)
スーパーサブの二軍時代―西俊児(日本ハム)
僧侶になったファームの打点王―藤岡寛生(巨人・日本ハム)
ファーム四冠王の意地―庄司智久(巨人・ロッテ))
第3章 艱難、汝を玉にする(甲子園のプリンスにとっての二軍―太田幸司(近鉄・巨人・阪神)
十年目の初勝利、そして防御率1位―戎信行(オリックス・ヤクルト))
第4章 寮長一代(巨人軍寮長から見た“二軍”―武宮敏明、藤本健作(巨人))

著者等紹介

澤宮優[サワミヤユウ]
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部卒業、早稲田大学第二文学部卒業。スポーツから文学、歴史まで幅広い分野で執筆。2003年1月に刊行された『巨人軍最強の捕手』で、第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

29
人生をひたむきに頑張ることって素敵だな。一軍の檜舞台で活躍できればよいのはもちろんなのだが、ケガをしてしまったとか、ポジションが空いていないとかで二軍暮らしをせざるをえないケースは多い。つねに一軍で活躍できる選手というのはほんの一握り。それでも彼らが明日を夢見て苦しい二軍生活をただがむしゃらに頑張る汗と涙の様子に読み手は感動する。一方で、新人の頃からの活躍が慢心を生み薬物に手を出してしまったスター選手、賭博に手を出して野球界から追放された中堅選手たちがいる。長い人生でみればどちらが幸福か分からない。2016/08/02

kiho

13
個別の選手の二軍時代を描いたもの…選手によって状況の違いはあるものの、即実力を発揮しなければ一軍に踏みとどまれないプロの厳しさを実感☆何より頑張ったが故のケガに泣かされた選手が多いこと…運というものの存在が大きく響いた。寮長さんの眼差しの深さにじんとくる。2014/08/14

手ぬぐいゲッター

3
どんなに努力しても、運も味方しないとなかなか1軍にあがれない。プロ野球選手の厳しさの一端を知ったと思いました。 この本に登場する選手たちは長い2軍生活等にも心が折れず強靭な精神を持っていると感心しました。2015/01/12

SU

3
題材は本当に素晴らしいので、一人に絞って書いて欲しいと思いました。2014/07/30

rinpei

2
入団当初の高橋慶彦はよほどへただったのだあ。確かに何事も下手なほどうまくなる楽しみを味わえる。特に人並みのすぐ手前までは練習はその成果を裏切らない。が、そこからは大変、それでも二流までは努力次第で。だが一流、さらに超一流になるにはそれ以上のものが必要だ。慶彦の場合それは彼が何かで述べていたが、どんな練習にも耐え得る親に貰った強靭な肉体だそうな。だから両親に感謝していると。実は私の息子も慶彦。こちらの慶彦は親に感謝しているものはないようである。無理もないが・・・。2014/12/23

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