内容説明
フェザーンを占領し、宇宙統一の野望を一歩前進させたラインハルトは、同盟へ向けて進攻を開始した。元首なき同盟では、イゼルローンにいるヤン・ウェンリーに局面打開を一任する。イゼルローンを捨てる決意を固めるヤン。ついに巨大要塞は帝国軍の手に墜ちた。だがラインハルトの攻撃はとどまらなかった。ヤン・ウェンリーを倒さない限り、宇宙の完全征服はありえないのだ。迎え撃つヤンに秘策はあるか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
37
自由惑星同盟の最期。先人がどんなに立派でも、どんなに苦労し理想高き国の姿を描いて戦い手に入れたモノでも…それを繋ぐ人間が怠けていたら意味がない。「権力と暴力に抗して自由と解放を希求する精神が育まれるのは、強者からの抑圧が不可欠の条件となるのだろうか。自由にとってよき環境は、自由そのものを堕落させるだけなのだろうか。」悩ましい事だ。現実の世界も…先人が選挙権を得るためにどれだけ戦ったか?今現在、私たちはその権利を捨てている…考えることを他人任せにしてやしないか?2017/09/29
Tetchy
17
何もかもがハイレヴェル!一体にどこにケチがつけられようか。2009/01/06
みんにゃりん
13
20年の時を超えてついに本編の半分を読了!(*´艸`*) やー、目まぐるしい。けどついにヤンは年金生活に突入。【自由にとってよき環境は、自由そのものを堕落させるだけなのだろうか】35年前からずっと同じことを叫ばれているけどちーとも変われてない日本ってやつは、、、。2017/09/30
植田 和昭
10
ついに迎えたローエングラム候とヤン・ウエンリ―との正面対決。両者の知略を尽くした死闘の末、ローエングラム候を打ち破るかに見えたが、フロイライン・マリューンドルフの詭計によりローエングラム候は勝利を得る。ついに宇宙を統一したローエングラム候は皇帝へと昇り詰める。ナポレオンの戴冠をおもわせるシーンだが宇宙叙述詩は新たなる章へ幕を開いていく。ここまできてさすがに読書欲も食傷気味となるが、まだ折り返し点、がんばるぞ。アニメ版ではよくわからなかったバーラトの和約の内容もばっちり理解できた。物語は後半へと続いていく。2024/08/04
さなえ
9
再読。ここで半分か。もう半分か、あるいはまだ半分か。勝負に勝って試合に負けたみたいな展開はいい。でも読んでいて息がつまるようだった。小休止?を経て更なる動乱へ。ヤンに本当に平和な生活をさせてあげたい。2018/04/14
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