織豊系城郭の形成

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130201230
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C3021

出版社内容情報

今日の城郭研究は,文献史学・考古学の研究成果・手法の影響で加速的に進展している.本書は,中世から近世にかけた城郭構造の変化,さらに同時代における地域的な城郭のあり方の差異を把握し,社会構造や権力構造の特質を明らかにする.

内容説明

信長・秀吉・家康による天下人の居城はいかに成立し、日本列島の近世城郭にどのような影響を与えたのか。草木に埋もれた城跡の踏査と発掘成果から城郭構造を解明し、中世から近世にかけた城郭の展開に歴史を読み解く。

目次

1 城郭研究の視点と方法(中世城郭研究の歩み;縄張り調査の意義と方法;城郭による歴史研究)
2 城郭構造の変遷(室町期城郭の系譜;守護所から戦国期拠点城郭へ;織豊系城郭の成立;集大成としての江戸城)
3 城郭と地域社会(戦国期城郭の地域性;村の城をめぐる5つのモデル)
4 城郭と戦い(中世の戦いと弥生の戦い;日本とヨーロッパの城と戦い)
織豊系城郭体制の成立

著者等紹介

千田嘉博[センダヨシヒロ]
1963年愛知県に生まれる。1986年奈良大学文学部文化財学科卒業。国立歴史民俗博物館考古研究部助手・助教授を経て、奈良大学文学部文化財学科教授、大阪大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katashin86

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最近テレビにもよく登場する「お城博士」千田先生の博士論文出版。城郭研究の歴史を踏まえつつ、発掘考古学による中世城郭から近世城郭への移り変わりを出入り口=桝形を中心に体系化する。純然たる学術書で専門用語も多いが、天守・石垣といった上物にとどまらない、城郭の本質を知りたい人におすすめ。2020/03/23

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