中公文庫 人間とマンボウ

北杜夫

中央公論新社（1992/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 211p／高さ 16cm
• 商品コード 9784122002784
• NDC分類 914.6
• Cコード C1195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[優希]

エッセイというより、マンボウ先生の目を通した作家論という感じでした。三島と周作先生あたりが興味深かったです。

2021/12/04

[佐島楓]

生前の三島、川端などと親交があったという文章、読んでいて興味深かった。三島はプライドが高い中にまるで少女のような感性も持ち合わせた人だったようである。手塚治虫氏に関する文章も収められており、最初は意外に思ったが、そういえばアニメの仕事を一緒になさっていたのだった。病に苦しまれながらお書きになったのだと思うけれど、誠に鋭い文章であった。

2014/08/10

[双海（ふたみ）]

川端康成との交流を述べた｢甲斐ない推察｣がおいしいです。

2014/06/09

[めがねまる]

三島由紀夫、遠藤周作、斎藤茂吉をはじめとした、様々な作家の人間論。途中に阪神タイガースへの入れ込み様を書いたエッセイがあり、緩急ついていて面白かった。特に、父である茂吉についての文は、息子にしか書けないであろう内容でとても興味深く読んだ。

2014/09/23

[パフちゃん＠かのん変更]

1976.1.11