内容説明
南米のジャングル奥深くで発見された謎の台地。そこは、今なお太古の恐龍が跋扈する人外魔境だった。その調査を依頼されたバンカラ集団天狗倶楽部の押川春浪は、吉岡信敬からお馴染みの面々に、探検家の中村直吉などを加えた探検隊を結成し、勇躍日本を旅立った。果たして、恐龍生存の秘密は解明できるのか?そして、一行を執拗に妨害するドイツの間諜の目的は?書下ろし長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺野錠
1
明治バンカラ軍団 in the ロストワールド! 吉岡信敬がモテモテ。どう足掻いても絶望な感じの状況からの逆転劇が面白かった。ロストワールド読むべきだったね。あと3作目は出てないんですか! 押川春浪の新しい冒険が気になる2010/11/02
冬至楼均
1
こちらも古典SFのオマージュ。元ネタはまだ読んだ事がありませんが。2009/07/28
小林ミノリ
0
火星人類の逆襲に続く古典SFオマージュ作品、ドイルのロストワールドの世界と小栗虫太郎の人外魔境とも繋がる人類未踏の地、古代生物の楽園をめぐる冒険奇譚、押川春浪の率いる天狗倶楽部の面々の爽快な活躍に心が躍ります。
慧
0
★1/2
権三郎
0
チャレンジャー教授によるメイプル・ホワイト台地探検を受け、恐竜が現代まで生き延びた秘密を探るため、明治日本のバンカラ達が飛行船で出発します。ドイルやバロウズの古い秘境物の雰囲気と明治時代を組み合わせた著者独自の物語です。前編の火星人の話も読んだなあ。2020/12/26