新潮文庫
人生がちょっと変わる―読むことは生きること

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101249162
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0195

内容説明

情報過多の現代にあって、一体何をもって事実とするのか?与えられた命を精一杯生きるために、医学が目指すべき方向とは?そして事実にこだわるばかりではなく、もっと肩の力を抜いたお勧めの生き方があるのでは?―読むことは生きることと言い切る著者の、読書体験に感動!このエッセイ集を読んだあと、あなたの生き方がちょっと変わってくるかもしれません。

目次

生き方がちょっと変わるかも
死を生きるために
いのちの質を守る医学とは
明日のための「負の遺産」
「時代と人間」を読む
「事実」で何を語るのか

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936(昭和11)年、栃木県鹿沼市生れ。NHK記者を経てノンフィクション作家になる。’72年『マッハの恐怖』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。’95(平成7)年『犠牲(サクリファイス)』とノンフィクション・ジャンルの確立への貢献に対し菊池寛賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真香@ゆるゆるペース

101
実家本。柳田邦男さん、初読み。80〜90年代にかけて発表されたエッセイの寄せ集め。ライトなタイトルに反して、中身は死、病気、時事問題などの話で全体的に重たい感じ。文体もお堅めで著者の感情があまり見えず、イマイチ心に響いてこなかった。似たような内容の重い話が続いたので食傷気味になってしまい、半分までは頑張って読んだけど、ギブアップ。本は最後まで読むことをモットーにしている自分としては不本意な結果となってしまったが、仕方ない。少なくとも私は、この本を読むことによって人生が変わることはなさそうかな…2019/06/13

だいすけ

4
副題の「読むことは生きること」は、著者自身のための言葉だと思うが、読んでいてその言葉がしっくり感じられる内容だった。なんでだろう。印象に残ったのは、大韓航空機爆破事件と、ノンフィクションの物語性。専門化とブラックボックス化の様相をますます呈する世の中にあって、素人にとって異国感を取り除いてくれるカギが物語性ということなのだろう。2017/10/11

風見じじい

1
柳田邦男が80年代に書いたエッセイをまとめた本。単行本を文庫本として出すに当たって2冊にしたものの上巻位当たる。 柳田邦男のノンフィクションに対す考え方がよく出ている。事実を並べて社会問題を告発するタイプと、事実を元に物語を書くタイプの2つがあり、物語を書く方は、告発する方の社会への強烈な訴える力を持つのに対し、問題点以外の生活なども描くことによって、強烈な印象はないものの、腑に落ちる内容として、読者に永く記憶されるようなものになるという。 2013/04/10

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