内容説明
出家したときに剃った髪の毛が、いつまでも黒々艶々としている気味悪さを語る瀬戸内晴美。ケチと貧乏性のちがいに蘊蓄を傾ける村松友視。変身の恐怖にのめりこむ黒鉄ヒロシ。奇人タモリとの出会いを肉声で語る山下洋輔。ほかに、星新一、吉村昭、和田誠、沢木耕太郎、結城昌治、遠藤周作―多彩なゲストのとっておきの話を、巧妙な話術でひき出すスリリングな会話集・最終巻。
目次
星新一―「1001篇目を書いた夜」篇
瀬戸内晴美―女の髪の毛について篇
村松友視―貧乏性について篇
黒鉄ヒロシ―「変身」セイコー篇
吉村昭―「記憶にある恐怖」篇
山下洋輔―ピアニスト、怯える篇
和田誠―初体験大会篇
沢木耕太郎―逆襲ムカシばなし篇
結城昌治―赤い・グチャグチャ・ヌルヌル篇
遠藤周作―メイ手VS.メイ人篇