日の沈む国へ―歴史に学ばない者たちよ

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784096260838
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

戦争体験をもち、市民運動にもかかわった近代史家が、戦後から世紀末への日本の歩みをふり返り、身近なテーマやエピソードから辛らつな世相批評を展開。一人ひとりの歴史認識や時代とのかかわり方を問いかける。

 戦争体験をもつ近代史家で、市民運動にもかかわった著者は、現在、学会や大学の第一線から離れ、八ヶ岳山麓の山中に独居する。世紀の峠を越えたいま、20世紀波乱の人生への思索を深めつつ、高度成長期を経て世紀末にいたる日本の歩みをふり返り、身近なテーマやエピソードを通して世相批評を展開、問題の根源を掘りさげる。 辛らつな「時評・直言」にはじまり、著者の体験からにじみでる人生論や老いの生き方をつづった「林中独語」、そして多彩な「世相探検」の三部構成。民衆史という新しい分野を拓き、自分史運動にとりくんできた著者ならではの視点から、一人ひとりの歴史認識や時代とのかかわり方を問いかける。

内容説明

「国」という枠組みをどう超えていくか。21世紀の不安の底点に立って語る。

目次

第1部 直言・時評―漂流する日本丸(まず東大を潰そう;世界一高い日本の物価;日の丸・君が代論議 ほか)
第2部 林中独語―黙って砂山に還りたい(煩悩つきぬ一瞬の人生―恵林寺を訪ねて;哀しみの美少女フワニータ;『葉っぱのフレディ』から ほか)
第3部 世相探検―今こそ「考える葦」として(銀河鉄道の展望台―宮沢賢治と保阪嘉内;秩父困民党の道をたどる;山梨が生んだ抵抗の作家・林清継 ほか)

著者等紹介

色川大吉[イロカワダイキチ]
1925年、千葉県生まれ。東京大学文学部史学科卒業。東京経済大学教授、米国・プリンストン大学客員教授、国立歴史民俗博物館客員教授などを歴任し、現在、東京経済大学名誉教授。専攻は日本近代史、思想史。1960、61年に民衆思想史の論文で「民衆史」という新しい分野を拓き、1975年には『ある昭和史―自分史の試み』(中央公論社)で「自分史」を提唱。また、水俣病事件や「日本はこれでいいのか市民連合」など市民運動にもかかわる一方、三〇年にわたりシルクロードやチベットを踏査
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ななっち

5
前に読んだ廃墟に立つ、に比べると非常に革新色が濃くて、題名との逆転に驚くとともに、相当偏っている印象を持ちました。また色川氏の革新系理路と右翼系の理路が非常に似ているところも感慨深いものがありました。それぞれ、現代日本人を不勉強で情けないと言い(保守系の方が嘆いているかと思いきや、革新系も嘆いているんですね)、その理由として、革新系は「保守陣営が現代史を隠そうとしている」、右翼系は「戦後教育が(教職員組合のこともからめて)現代史を教えていない」どっちも相手が悪いから戦後日本がなっていない、という理屈になる2012/06/13

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