出版社内容情報
戦争体験をもち、市民運動にもかかわった近代史家が、戦後から世紀末への日本の歩みをふり返り、身近なテーマやエピソードから辛らつな世相批評を展開。一人ひとりの歴史認識や時代とのかかわり方を問いかける。
戦争体験をもつ近代史家で、市民運動にもかかわった著者は、現在、学会や大学の第一線から離れ、八ヶ岳山麓の山中に独居する。世紀の峠を越えたいま、20世紀波乱の人生への思索を深めつつ、高度成長期を経て世紀末にいたる日本の歩みをふり返り、身近なテーマやエピソードを通して世相批評を展開、問題の根源を掘りさげる。 辛らつな「時評・直言」にはじまり、著者の体験からにじみでる人生論や老いの生き方をつづった「林中独語」、そして多彩な「世相探検」の三部構成。民衆史という新しい分野を拓き、自分史運動にとりくんできた著者ならではの視点から、一人ひとりの歴史認識や時代とのかかわり方を問いかける。
内容説明
「国」という枠組みをどう超えていくか。21世紀の不安の底点に立って語る。
目次
第1部 直言・時評―漂流する日本丸(まず東大を潰そう;世界一高い日本の物価;日の丸・君が代論議 ほか)
第2部 林中独語―黙って砂山に還りたい(煩悩つきぬ一瞬の人生―恵林寺を訪ねて;哀しみの美少女フワニータ;『葉っぱのフレディ』から ほか)
第3部 世相探検―今こそ「考える葦」として(銀河鉄道の展望台―宮沢賢治と保阪嘉内;秩父困民党の道をたどる;山梨が生んだ抵抗の作家・林清継 ほか)
著者等紹介
色川大吉[イロカワダイキチ]
1925年、千葉県生まれ。東京大学文学部史学科卒業。東京経済大学教授、米国・プリンストン大学客員教授、国立歴史民俗博物館客員教授などを歴任し、現在、東京経済大学名誉教授。専攻は日本近代史、思想史。1960、61年に民衆思想史の論文で「民衆史」という新しい分野を拓き、1975年には『ある昭和史―自分史の試み』(中央公論社)で「自分史」を提唱。また、水俣病事件や「日本はこれでいいのか市民連合」など市民運動にもかかわる一方、三〇年にわたりシルクロードやチベットを踏査
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ななっち




