小学館文庫 ガレージ

大崎 知仁【著】

小学館（2002/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 348p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094100150
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

破天荒に過ぎる行動で組織からは浮いた暴力団幹部太田。その彼に恋情を抱く風俗嬢と、彼に憧れてやまない舎弟分が、良くも悪しくもガキ大将のようなやんちゃぶりに触れるうち、新たな自分を発見してゆく、刹那系チンピラ小説。

　片桐組幹部 太田聡。細身のブラック・スーツ、悪戯っぽい笑み、そして温かな体。ヘルス嬢ミキは、店に現れた太田に惹かれてゆく。敵対組織との抗争、ミキをつけ狙うストーカー。降りかかる災厄を、太田は飄々とかわしてみせる。常にそれを目撃する立場にあった太田の舎弟分松本は、次第に自身の未熟さを自覚するようになり……。　抑えきれない恋心と捩れていく感情。憧れと憎しみにざらつく世界を描き出す、刹那系チンピラ小説。●文庫書下ろし

内容説明

細身のブラック・スーツ、悪戯っぽい笑み、そして温かな体。ヘルス嬢ミキは、ある日店に現れた暴力団幹部太田聡に恋をした。敵対組織との抗争、ミキをつけ狙うストーカー、降りかかる災厄を飄々とかわしていく太田に、日に日に想いを募らせる。一方、常に太田と行動を共にする舎弟分松本は、太田を知れば知るほどに、自分の未熟さを自覚するようになり―。抑えきれない恋心と捩れていく感情、憧れと憎しみにざらつく世界を描き出す、刹那系チンピラ小説。

著者等紹介

大崎知仁［オオサキトモヒト］
１９７６年、広島県生まれ。同志社大学文学部卒業。在学中は喜劇研究会に所属。ジャンプ小説大賞入選後、『ガレージ』にて長編デビュー
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感想・レビュー

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[あかりんりん]

太田さんの生き方がいいってわけじゃないけど、なんか気持ちのいい人間だならって思った。極道でしか生きられないかもしれないけど、極道っぽくない普通の感覚を持ち合わせているところにキュンって感じでしょうか（笑）。死んで欲しくなかったなあ。。。（ネタバレすみません）

2011/04/11

[ma-no]

いまや吉本の作家にして「銀魂」ノベライズで有名な作者の、トカジ風のＢ級ピカレスクもの。

2003/02/08