小学館文庫<br> わが息子の心の闇―バスジャック少年両親の“叫び”&子どもを幸せにするアドバイス

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小学館文庫
わが息子の心の闇―バスジャック少年両親の“叫び”&子どもを幸せにするアドバイス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094045512
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

17歳少年の心の闇に迫る! なぜ犯罪にむかうのか?

 ゴールデンウイークの日本を震撼させた豊川主婦刺殺と西鉄バスジャック。犯人は共に17歳の少年だった。激変する社会の中、子どもたちは明らかに変わりつつある。子どもたちが心の奥であえぎ声をあげている今、親の果たすべき役割と責任はますます重い。本書では、西鉄バスジャックの全ドキュメントと共に、心理学や教育学の第一人者7名の寄稿から、親と子のあるべき姿を改めて問い直す。

内容説明

ゴールデンウイークの日本を震憾させた豊川主婦刺殺と西鉄バスジャック。犯人は共に17歳の少年だった。激変する社会の中、子どもたちは明らかに変わりつつある。子どもたちが心の奥であえぎ声をあげている今、親の果たすべき役割と責任はますます重い。本書では、西鉄バスジャックの全ドキュメントと共に、心理学や教育学の第一人者・7名の寄稿から、親と子のあるべき姿を改めて問い直す。

目次

バスジャック少年両親の手紙および意見書(プロローグにかえて)
第1章 ドキュメント佐賀バスジャック事件
第2章 続発する17歳少年の凶悪犯罪
第3章 作田明(医学法人明雄会北所沢病院理事長)―出産、育児より自分の仕事や遊びを優先している母親へ。子どもは幼児期に十分に甘えさせ、思春期に反抗させないと、大人になって攻撃性を爆発させる。
第4章 尾木直樹(教育評論家)―“自尊感情”の豊かな子どもを育てるのが親の務めです。優れた母親の愛情は整理されすぎていて、逆に心に響かない。
第5章 宮川俊彦(国語作文研究所所長)―「人を殺す経験をしたかった」息子に応えられる親はどれだけいるのか。決めつけ、お仕着せ、無理に教え込んだものは表層理解しか得られない。
第6章 三好邦雄(小児科医)―子育てとは、子どもが何をやりたいのか明確な希望を持てるよう、その方向に進む精神力を育ててやることである。
第7章 富田富士也(教育カウンセラー)―あなたの家庭はケンカのできる家庭ですか。親が、地域が子どもの抱える問題と正面から向き合うべきです。
第8章 久徳重盛(久徳クリニック院長)―「タカイタカイ」「イナイイナイバア」この母と子のやりとりこそ、子どもの心と体をたくましくさせる。
最終章 町沢静夫(メンタル・ヘルス研究所所長)―「勉強ができる」「頭がいい」とほめることがいびつな子どもをつくる。子どもに社会と自分との関係性を身につけさせよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fest@蔵書整理中

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ネオ麦茶こと、高速バスハイジャックの事件

りりおか

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少年の両親が切実に息子を救いたい。 このままでは息子はダメになってしまう、 ならば適切な施設はないものか?!ともがいてる最中に事件は起きた。 子育てに対して何が正しくて、間違えていたのかと、1番の理解者である、親であっても途方に暮れ挫けそうになるもの。 当の本人が1番苦しんでいるのだろうけど・・。 多くの犠牲者を出してしまった以上、償いの重さを少年は一生背負って行かなければならない。 少年の持つ闇など私には理解しがたい。 犯罪を犯すものは何を思い、一体何に怒りをぶつけたかったのだろうか。2012/07/09

レオン

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たくさんの専門家の方の事件に関するいろんな考察が書いてあった。 大変興味深い意見も多かったが、根拠の無いこじつけだと思う意見も多かった。2010/03/15

jun_san

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町沢氏が前後の文章を書いているが、それ以外のところがとても参考になった。

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