出版社内容情報
17歳少年の心の闇に迫る! なぜ犯罪にむかうのか?
ゴールデンウイークの日本を震撼させた豊川主婦刺殺と西鉄バスジャック。犯人は共に17歳の少年だった。激変する社会の中、子どもたちは明らかに変わりつつある。子どもたちが心の奥であえぎ声をあげている今、親の果たすべき役割と責任はますます重い。本書では、西鉄バスジャックの全ドキュメントと共に、心理学や教育学の第一人者7名の寄稿から、親と子のあるべき姿を改めて問い直す。
内容説明
ゴールデンウイークの日本を震憾させた豊川主婦刺殺と西鉄バスジャック。犯人は共に17歳の少年だった。激変する社会の中、子どもたちは明らかに変わりつつある。子どもたちが心の奥であえぎ声をあげている今、親の果たすべき役割と責任はますます重い。本書では、西鉄バスジャックの全ドキュメントと共に、心理学や教育学の第一人者・7名の寄稿から、親と子のあるべき姿を改めて問い直す。
目次
バスジャック少年両親の手紙および意見書(プロローグにかえて)
第1章 ドキュメント佐賀バスジャック事件
第2章 続発する17歳少年の凶悪犯罪
第3章 作田明(医学法人明雄会北所沢病院理事長)―出産、育児より自分の仕事や遊びを優先している母親へ。子どもは幼児期に十分に甘えさせ、思春期に反抗させないと、大人になって攻撃性を爆発させる。
第4章 尾木直樹(教育評論家)―“自尊感情”の豊かな子どもを育てるのが親の務めです。優れた母親の愛情は整理されすぎていて、逆に心に響かない。
第5章 宮川俊彦(国語作文研究所所長)―「人を殺す経験をしたかった」息子に応えられる親はどれだけいるのか。決めつけ、お仕着せ、無理に教え込んだものは表層理解しか得られない。
第6章 三好邦雄(小児科医)―子育てとは、子どもが何をやりたいのか明確な希望を持てるよう、その方向に進む精神力を育ててやることである。
第7章 富田富士也(教育カウンセラー)―あなたの家庭はケンカのできる家庭ですか。親が、地域が子どもの抱える問題と正面から向き合うべきです。
第8章 久徳重盛(久徳クリニック院長)―「タカイタカイ」「イナイイナイバア」この母と子のやりとりこそ、子どもの心と体をたくましくさせる。
最終章 町沢静夫(メンタル・ヘルス研究所所長)―「勉強ができる」「頭がいい」とほめることがいびつな子どもをつくる。子どもに社会と自分との関係性を身につけさせよ。
感想・レビュー
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