内容説明
気鋭の韓国学者小倉紀蔵が、日本ととてもよく似た、でもどこか違う国・韓国を巡った果てにつかんだ“思想”とは。
目次
第1章 詩とたましい(水の中の詩人―尹東柱;鏡の中を逃げる―李箱 ほか)
第2章 “文化”のニヒリズム(血の色の土;“理”の動く部屋 ほか)
第3章 “本質”の傷(傷と美;少女と女 ほか)
第4章 罪・エロティシズム・歴史(“私”という帝国主義;海峡する恋 ほか)
著者等紹介
小倉紀蔵[オグラキゾウ]
1959年東京都生まれ。東京大学ドイツ文学科卒業後、電通に勤務。1988年退社と同時にソウル大学大学院哲学科に留学、博士課程単位取得。現在、東海大学外国語教育センター助教授。専門は儒教を中心とする韓国哲学
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