小学館文庫<br> 人間交差点 〈12〉

小学館文庫
人間交差点 〈12〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091921222
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版。

▼第1話/南▼第2話/蛾▼第3話/冬の避暑地▼第4話/一年▼第5話/初恋▼第6話/今頃▼第7話/弟▼第8話/手帳▼第1話/映画館▼第2話/ガラス紙▼第3話/最終便▼第4話/雨林●あらすじ/北の町で、寒さと飢えで倒れていたところを、実業家・吉村昭也に救ってもらった少年。それから彼はがむしゃらに働き、吉村の経営する企業の本部長にまでなった。だが今また、あの少年の頃の「寒さ」が男を襲っていた。自分の20年間の労働に意味はなかったのか?と…(第1話)。▼女子予備校生・砂場は、上京して3年。予備校と、趣味である絵画教室とアパ?トを往復するだけの毎日だ。休みの日は一日中、冬なのに生き残っている蛾を描いている。そんな生活に不満があるわけではない。だがそんな地味な生活をしている彼女を気にして、予備校で同級生の男子学生・森が何やかやと世話を焼き出すが…(第2話)。▼雪が積もる冬の別荘地に、演奏に呼ばれた演奏家の一家がいる。チェリストの祖父、ピアニストの母、バイオリン担当の娘だ。だが祖父は、今、娘が幸せではないのでは…と気にかかっている。それは、今、演奏に参加していない娘の夫、バイオリニストの透に原因があった(第3話)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とみやん📖

5
今回も奥深い作品ばかりだった。音楽で挫折しかかる男を夫にした娘を思う父親と事業で失敗して人生の幕引け間際に音楽を味わおうとする老夫婦とが出会う「冬の避暑地」、学歴や知能には恵まれていないが優しい兄を持つ「弟」、子供の頃についた嘘で不幸になった女と自分を描こうとするルポライターの話「ガラス紙」、言いたいことを言って、正直に生きるが出世に遅れる男が学生時代に出会った手配師との物語「最終便」。この四作が特に印象に残った。様々な人生が交錯する人間交差点。とても良い。2023/07/16

kaikoma

2
都会と地方という棲み分けが徐々に顕著になって来た時代ですね。小さなきっかけで都会に馴染める人がいる一方で、皆が頭では分かっている都会に出てくれば華やかな生活が送れる訳では無いという現実を突き付けられてしまう苦しみが良く分かります。2023/03/04

満月-ya

1
★★★☆☆2013/10/15

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