感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Miss.W.Shadow
4
出色はやはり谷崎の外道っぷりだろうか。晶子様は何を断片的に読もうともその力強さにはっとさせられる。到底及ばないがこのように野太くかつ絢爛に生きたいとあらためて思わされた。お滝とシーボルトの話は相当ドラマチックだ。2011/01/21
K K
3
素晴らしい。さすが渡辺淳一。ラヴレターの傑作の数々が美しくまとめられている。 芥川龍之介、太宰治、谷崎潤一郎をはじめとする著名な文豪、才人たちのラヴレター。何より心に残ったのが、同性愛、プラトニックに終わった恋、塀を隔てて交わされた文通。名作のベースになったものも多く、背景となった身を焦がすようなこひや悲恋を思うと改めて原作を読みたくなる。渡辺先生ご本人のラヴレターも素晴らしい。現代人よ、LINEなどに頼らずペンを取り恋文を書こう。『話したいことよりも何よりも、ただ逢ふために逢ひたひ』2017/04/16
momogaga
2
芥川龍之介から塚本文への手紙では、芥川龍之介に対するイメージが180度変わってしまった。2014/09/15
藍鼠
2
笑いあり、ときめきありのラヴレター集。この類の本としては引用が長めなのがうれしいところ。2010/05/28
Ise Tsuyoshi
1
ラブレターがこんな形で晒されてしまった文豪の方々には同情する…が、おもしろい。片思い、同性愛、不倫、略奪愛など、さまざまな場面で書かれたラブレターの数々。山本五十六以外は文章のプロといっていい人たちばかりなのだが、素の自分を出した特定の人への手紙は、小説等とはまた違った味わいがある。「言葉が足りなければ、ただただ、思いのたけを訴える言葉を繰り返すだけでいい」(p.21)。渡辺淳一氏のこの言葉も至言。2022/05/29




