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内容説明
蔵人所で怪談話に興じたり、深雪にこづかれたりしながら、夏樹にしては変わらぬ日々を過ごしていた五月。一条に、師匠の父・丹波の権介のもとへ下るようにとの文がくる。なにやら陰陽師を必要とする厄介事がもちあがったらしい。しかも、何かと一条を目の敵にする真角と連れ立ってこい、との仰せだ。丹波への道中を気づかう夏樹だったが、彼はまだ知らなかった。否、我身の天運がいかなるものか、理解していなかった。友人のいない間に、ひとの災厄が自分に回ってこようとは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
10
あおえ目線の人物紹介のあおえのイラストと自己紹介にまずひと笑いしてから読み始める。どっちかというと番外編っぽい巻。宿直での雨夜の百物語。一条と真角の危機に(本人の自覚のないままに)登場する夏樹は珍しくカッコイイ。牛頭馬頭風やら戻り橋風やら…辻のあやこ一家は強烈だけどなんとなくかわいい、権博士の忘れっぽさは計算なのか天然なのか、深雪にはこっちの方が似合う気がしてきた。2018/01/15
紅蓮
7
【再読】出ました!!辻のあやこお祖母ちゃん!!やっぱり鬼舞の聖蓮尼だよね。都の貴族から東国の武士まで・・・云々ってセリフもおんなじだもんね(笑)まあ、このあやこお祖母ちゃんのせいで、またまた夏樹は災難の雨あられ状態でした。一条と真角も結構な災難でしたけどね・・・(笑)あ、あんまり笑い事じゃない程の災難だったのよね。徳の高いお坊さんでもこんな風になってしまうのですねー。2014/05/24
てふてふ
4
順番間違えて紫花玉響より先に読んじゃった。一条と夏樹の遠距離愛エピソード← 辻のあやこ強烈だな・・・権博士もまさか深雪の祖母だとは思うまい(笑)。まぁ知ったところで大して態度も変わらないだろうけど。三郎・四郎もギャグなんだけど,でも背景を考えると決して笑い事でもないような親子。・・・ダメだ,全てが最終話への布石に思える。 髪を垂らして烏帽子被った一条のイラストが美しすぎる!!2013/04/27
がぉ@春待人
3
むかーし、読んだ本の再読。 んーこんなかんじだったっけと思ったけど、番外編に近いからこれはこれでまぁッて感じですね。 挿絵の手抜き具合が時代を感じさせますなぁ。2014/10/31
綾乃
2
いかん、楽しくサクサク読めるので油断すると1日2冊よんでしまう・・・。 一条くんの出張(?)を見送りたい夏樹くん。どれだけ仲がいいんだ・・・。 それにしても保憲さま、その忘れっぽさは天然を装ったワザとですよね!?2017/06/08