光文社古典新訳文庫<br> 枕草子

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光文社古典新訳文庫
枕草子

  • 著者名:清少納言【著】/佐々木和歌子【訳】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 光文社(2024/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334102487

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内容説明

「この草子、目に見え心に思ふ事を」。栄華を誇った中宮定子を支えた女房・清少納言は、なぜ膨大な言葉を書き残さなければいけなかったのか……。痛快な批評が笑いや哀感と同居する、平安朝文学を代表する随筆。ユニークな視点と鋭く繊細なまなざしですくい取った世界観を、歯切れ良く瑞々しい新訳で。「ここにもあった、いとをかし」。解説、年譜のほかに、位階、装束、牛車、建物などの図版資料を含む、宮廷生活ガイド付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

44
短い文と、それから短編くらいの長めの話と少なくとも二種類以上の性質の文章群で成り立っているのが驚きでした。ところで清少納言は「好き」「嫌い」などの意見の表明を枕草子でバンバン発しています。価値観の表明に溢れたエッセイは、例えば現代の有名作家や俳優などが発したらかなり炎上するんじゃないかなと思ってしまいました。その意味平安は自由。清少納言さんについてですが彼女を女性とみた場合僕はお付き合いするのが難しいなぁと。なんか自分に嫌がられる要素多すぎwwよっぽど隙の無い人か、よほどおおらかな人しかあわなくない?2024/11/01

えつ

12
図書館本。文庫にしたら分厚いかな、とも思ったけど、こちらの新訳はとても読みやすく、頭にもスッと入ってくる感じ。清少納言の感性の豊かさを感じた。図書館で借りてしまったけれど、これは手元に置いておきたいと思った。あと、他の訳も読んでみたいと思えた。2024/06/16

真琴

12
“春はあけぼの”で始まる『枕草子』は、清少納言が定子サロンで見て感じ考えた膨大な随筆集。政治的なしがらみもあり華々しい時は長くはなかったけれど、清少納言の「いとおかし」が詰まっていた。(百合要素は微笑ましい)。読みやすい訳だと思う。 2024/03/28

amanon

9
以前橋本治による桃尻語訳で読んだものを、新訳にて再読。桃尻語訳に匹敵するよい意味でくだけた訳文体で読みやすいのだけれど、いかんせん当時の宮中や、貴族同士の人間関係についての注釈が乏しいため、そのあたりの理解が怪しく、文字面だけを追っていた箇所も少なくない。巻末のガイドや解説を目にして「ああ」と思い当たった箇所もあり、それだったら、それらを巻頭においてほしかったと思う事しきり。後、訳文体がなぜか太宰の『斜陽』を思わせるが、解説を読んで、双方とも没落貴族の悲哀が背景にあると思うと、何となし腑に落ちた感が。2024/07/10

葉菜枝

6
読みやすいけれどくだけすぎない絶妙な佐々木和歌子さんの新訳のおかげで初めて「枕草子」の現代語訳を読了できた。嬉しい。訳者あとがきもとても良かった。2024/10/14

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