出版社内容情報
いじめる側もいじめられる側も脳の障害が原因だった。いじめ対策はまずこの一冊から、いじめに悩む教師や親の必読書。
内容説明
親も学校も悪くない。「いじめ」は脳のちょっとした障害が原因だった!いじめる側も、いじめられる側も、同じ病気のコインの裏表であることが判明。いじめは学校(教育)や親(しつけ)の問題ときめつけ、解決策が見いだせない日本の現状を一変させる待望の書。
目次
プロローグ いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった
第1章 日本の子どもたちに急増する注意欠陥・多動性障害(のび太・ジャイアン症候群)
第2章 アメリカでは20人に1人がこの病気の潜在患者
第3章 実は私自身も私の子どももこの病気の患者だった
第4章 いじめ、不登校、非行の根底にはのび太・ジャイアン症候群がある
第5章 あなたがのび太・ジャイアン症候群かどうかを見きわめるチェックリスト
第6章 のび太・ジャイアン症候群はこうすれば治る、コントロールできる
第7章 全国ののび太くん、ジャイアンくんへ
第8章 いじめられっ子、いじめっ子にしないために親のあなたができること
第9章 学校の先生がたへ。生徒がいじめ、不登校に陥る前に、ぜひしていただきたいこと
第10章 のび太・ジャイアン症候群をコントロールすれば、日本のいじめは半減する
エピローグ 今いちばんたいせつなのは家族のきずな
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーちゃん♪
25
数年前、初めて情緒・自閉症学級担当になって、最初に読んだ本。この本でADHDやアスペルガーを知った覚えがある。今はたくさん本も出てメジャーになったけど、当時はあまりなかったもんなぁ…と懐かしく思い出した。2013/02/03
みゃーこ
21
リタリンの処方など、今となっては若干古い情報が含まれているがADHD当事者であるという著者だけに当事者の気持ちに立った非常に温かい目線で書かれているため様々な対処法が非常にわかりやすく書かれている。世渡りベタの人を指して「ナントカ障害」と命名することの弊害と名付けてしまうことによって開かれる新しい視点と、両方のバランスをとりながらそれぞれが生きやすいような戦略を模索していくことが何より大切だと感じさせられる。障害に張り付くイメージを超え、人間すべてが愛情と承認欲求を持っていることに立ち返るとどんな人間にと2012/12/27
123456789wanko
8
学問的に正しいかは判断しかねますが、ある種の病気であるとする診断が本人や家族の福音となるという部分はよく理解できます。タイトルのキャッチ―さから、発売された1997当時はかなりの話題にもなったようで、それが逆に現在、何かというとADHDだ、アスペルガーだ、鬱だという風潮の一端を図らずも担ってしまった面もあるように思えます。著者の実体験に基づいて書かれており、その面においては少なくとも誠実であると感じます。2014/04/15
Humbaba
5
子育てにかかる労力は,その子供によって異なっている.普通の子供を育てるのには10の労力が必要であるとして,ADHDなどの発達障害を患っている子供を育てるのには20の労力が必要であるとする.この時,親が15の労力をかけたとしても,子供が問題を起こすかもしれない.そして,親の教育が悪いと言われることが多い.それは,たとえ労力的には周りよりも多くを行っていても変わらない.2010/11/18
豆まゆ
4
わかりやすいとは思うけど、この本の説明では誰しも当てはまるところがあってみんな障害にしてしまう危険性もあるし、書き方がどうしてもこの障害の人を擁護する内容に偏っている気がしてならない。2009/09/17
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