内容説明
X(旧Twitter)で人気の「ラテン語さん」初著書。
世界史、政治、宗教、科学、現代、日本……。
あらゆる方面に思いがけずひそんでいるラテン語の数々。
ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!!
ヤマザキマリさん推薦&巻末特別対談!!
「ラテン語は、まさに時空を駆け抜け続ける言葉。そこにいるあなたも、無意識にラテン語を使っているのをご存知ですか? 時空を超えて生き続けるラテン語の魅力と発見が炸裂する一冊」
よく耳にするあの企業の名前から、
有名な歴史上のあの人物の名言まで。
語学、ラテン語の知識ゼロから読めるラテン語雑学本。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
161
ユニークなテーマに興味を持ち手に取るが、内容は、世界史/政治/宗教/科学/現代/日本の6章に分けて、ラテン語を語源とする用語の紹介を中心とする小ネタ雑学集のような感じ。「ラテン語がいかに身近かということを知って頂きたくて」という執筆の趣旨は理解するが、私には、宗教や科学を表現する言語として、西洋文化の根幹となり、知識人の教養の原点となったラテン語の、歴史的・社会的な位置づけに深く踏み込んでほしかった思いが残る。特に、ウルガタ聖書の扱いや、現代各国におけるラテン語教育の現状などを、もっと知りたかった…。2024/02/29
榊原 香織
131
良い本です。歴史も、現代に生きるラテン語も興味深かった。ラテン語さんのベスト本かも。 宇宙飛行士:nauta sideralis(星の船乗り)2025/06/17
岡本 正行
103
ラテン語、なにか独特の響きがある。西ヨーロッパの共通語ともいうべきか。日本が幕末以来、受入れてきた西洋文明の基礎、様々な分野で、学術的なたいへん興味深い趣きがある。ギリシアやろーまのみならず、周辺諸国やもっと古い、ローマが征服して取り入れた過去の多くの文明の遺産も引き継いでいるように思える。日本語がそのような要素があるのかどうか、甚だ疑問、日本語、日本の文化には、古代中国の遺産が多く残っている。ラテン語は少ないだろうけど、この百年で受入れた文化には、それが十分、残っているような気がする。2024/06/18
Karl Heintz Schneider
101
ラテン語と聞くと大昔の失われた言語と思いがちだが現代にもその痕跡は至る所にある。午前と午後を表す「AM」「PM」はラテン語の「ante meridiem」「post meridiem」の略だしビタミン・ヘモグロビン・カロチンなどもその由来はラテン語にある。著者は「ラテン語さん」を名乗るだけありラテン語のことをよくご存じだし何よりラテン語愛に溢れている。それゆえ内容はやや専門的になりがちで興味のない方には読みづらいかもしれない。ただ巻末の「テルマエ・ロマエ」の作者であるヤマザキマリさんとの対談は面白かった。2024/03/31
Kanonlicht
95
現在世界で使われている言葉の多くが、古代ローマで使われていたラテン語をもとにしている。この本では日本人もよく知る言葉について、由来となったラテン語を紹介する。パッションフルーツの「パッション」は情熱ではなく受難で、なぜそう呼ばれるようになったかや、アシックスという社名は「健全な身体に健全な精神」というラテン語の故事の頭文字をとった、など面白い話がたくさん出てきて、普段なにげなく使っている単語の一つひとつに深い意味や物語が込められていることがわかる。名は体を表すとはまさにその通り。2024/05/11
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