出版社内容情報
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
「君のお母さんは殺された。そうだろう?」怪しげな老人にささやかれ、三女・珠美は思い出した。三姉妹の母親を殺した犯人が、長女の綾子であることを…。三姉妹に襲いかかる魔の手、姉妹間にわだかまる疑惑。そしていつも不在の父親にも不倫疑惑が!一体誰が何故、三姉妹を追い詰めるのだろうか。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。1976年に「幽霊列車」でオール読物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2000年春に文庫を除く著作が400冊を突破。「三姉妹探偵団」の他大貫警部と井上刑事が登場する四文字熟語シリーズや三毛猫ホームズシリーズなど多数の人気シリーズがある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
89
三姉妹探偵団は、三姉妹は無事だという前提で読んでいました。 今回だけは、三姉妹の中で、殺人へと進みそうで、ちょっと怖かったです。 催眠術で、お母さんを殺したのは長女だと思わせられる三女。 長女を殺そうとする三女。 読み進むべきか、やめるべきか悩みながら読みました。2010/05/14
coco夏ko10角
17
三姉妹探偵団シリーズ第15弾。まずあらすじで「えっ!?」となってしまった。今回は三姉妹が殺人しそうになったりされそうになったり、いつも以上に危ない巻だった。救いになることが多い綾子のぽけーっとしてる性格が今回ばかりはむしろ……で、そのあたりが読んでて特にドキドキした。2014/05/11
LUNE MER
15
今回は少し異質か。犯人に暗示をかけられて綾子を母親殺しの犯人とみなして命を狙う珠美。そういえば母親の死について詳しく描かれてなかった気もするのでもしかしてシリーズのターニングポイント⁈…と思わないでもなかったが結構肩透かしな結末。三姉妹の命を狙う人間に心当たりがなくもないけど特定出来ない、という事件引き込み体質の彼女らを見事に言い表す名言も飛び出しつつ、本当に犯人の当たりがつけられずにラストまで来て、誰だよお前!(いや確かに登場してたけど、ここ⁈)という、なかなか感情の起伏が賑やかになる一冊だった。2023/05/09
まいっ♪
12
今回も素敵な三姉妹&かっこいい国友刑事でした。 そして、以外な犯人にびっくりさせられる物語でした。 最後に1つ。典男くんの最期も見たかったな。。2011/02/10
鍵ちゃん
6
「君の母親は殺された。そうだろう?亅怪しげな老人にささやかれ、三女珠美は思い出した。三姉妹の母親を殺した犯人が長女の綾子であること…。三姉妹に襲いかかる魔の手、姉妹間にわだかまる疑惑。そしていつも不在の父親にも不倫疑惑が!一体誰が何故、三姉妹を追い詰めるのだろうか。毎回疑惑や不倫がつきまとうな。2020/07/31