講談社学術文庫<br> 東西両京の大学―東京帝大と京都帝大

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講談社学術文庫
東西両京の大学―東京帝大と京都帝大

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061588530
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0137

内容説明

本書は初め明治36年2月から8月まで新聞に連載され、同年12月に刊行された。創立以来、日本の大学の頂点に君臨する東京帝国大学と新興京都帝国大学を、雄弁かつ大胆に比較し、論じている。両大学の学問、学風、教授、制度等を、明治の新聞人が縦横無尽に斬りまくり、当時の教育界、言論界を大いに震憾させた。ともすれば形式主義、権威主義に陥りがちな大学のあり方を問う、今なお新しい画期的な大学論。

目次

山水と学風
本宅と別荘
ローマ法王と新教徒
大学らしき大学
山川、木下の両総長
法科大学比較観
穂積、梅対岡松
小穂積、一木対織田
岡野、松波対高根
岡田対勝本
金井、松崎対田島
『東西両京の大学』について
宮崎、土方対千賀
寺尾、戸水、高橋対岡村
山田対仁井田
『東西両京の大学』について
法科大学結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

毛竹齋染垂

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際どい。兎に角キワドイ。 ▼本書は老舗東大法科と新興の京大法科を、教授陣の面から比較する。各章のタイトルも「穂積、梅対岡松」式の、今では一寸遠慮したくなるようなものとなっている。下世話な話が多くを占めるが(そのおかげで彼らの造った民法等が人間臭く見えてくるのは一興だが)、時に読者をドキリとさせる箴言が含まれている。 ▼実務家養成に一切興味がない純然たる「象牙の塔」を描いている。今はこういうのは受けるのか、或いは排斥されるのか。それは些か評者の想像力を超える。2013/05/11

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