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内容説明
今から50年前、達明に終わったコミック誌『アメイジング・ファンタジー』の最終号がマーベル・コミックから発売され、そのなかで新しいタイプのヒーローが登場した。
彼の名前はピーター・パーカー。
友達のいないガリ勉少年だった彼は、放射線を浴びたクモに咬まれ、クモと同様のパワーを手に入れることになった。
こうして誕生したのが驚異のスパイダーマンである。
彼はマーベルの看板キャラとなっただけでなく、コミック界でもトップクラスの人気キャラクターへと成長した。
本書では、誕生秘話を描いた初登場作品、映画にも登場する宿敵たち――リザード、グリーン・ゴブリン、ヴェノム――とのベストバウト、そしてファン必読の感動作「スパイダーマンを集める少年」など、無数の名作から選りすぐられた珠玉の8編を完全収録!
2021 MARVEL
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
28
アメリカンコミックは初読み。正直、ここまで子供っぽい内容だとは思わなかった。芸術性(絵の上手さ、色彩感覚、ストーリー性など)も低い。日本の漫画に慣れ親しんでいると、この感覚には全くついていけない。スパイダーマンが正体をバラせない理由が、これまでの戦いで被害を受けた市民が器物損壊罪で訴えるから・・とはなんとも情けない理由。2017/11/04
神太郎
13
スパイダーマン入門書という感じか。スパイダーマンのエッセンスや重要なコマ割りなどが脈々と受け継がれ、映画などにもそれがオマージュとしてささげられている。根本はそこまで変わらないが、なぜスパイディーがここまで人気があるのか。その人気の秘密が読めばなんとなくだが、分かるはず。時代時代のイラストやカラーリングも見ていて楽しいものがある。2012/12/01
tt23836148
4
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」有名なスパイダーマンの誓いの言葉。これがあるからピーター・パーカーはスパイダーマンというヒーローになり得るのであり、 これがなければただの、蜘蛛のスパーパワーを持つ一個人でしか無かった。本書ではその点がしつこく何度も反復される。それはやはり、スパイダーマンにとっての核は、 やはりここにあるということにあるのだろう。2022/02/06
辺野錠
4
初登場回やスーツを捨てる回などの有名エピソードをはじめ様々な年代のスパイダーマンが読めるのが興味深かった。年代によって昔のアメコミっぽいものからやたらと劇画タッチのものと絵のタッチが幅広いのも興味深いポイント。「スパイダーマンを集める少年」とクラッシャーホーガンのその後のエピソードがグッと来た。2020/12/05
雷主
4
「スパイダーマンを集める少年」最高過ぎて普通にうるうるしましたよね… 「その後のクラッシャー・ホーガン」もすごくスパイディ、というかピーターらしくて好き ハッピーエンドがほぼなく、悩みの種が尽きないところが、読後感としては微妙だけれど、そんなとこがスパイダーマンらしいと言えばらしいのかな ところで、後記に書いてある"関係者"の件について詳しく聞きたいのですが! 「僕的にはこの辺を知っててほしいかな」みたいなことですか! …こういうあとがきって、夢(妄想ともいう)が広がっていいよね2020/08/01