出版社内容情報
権力の維持しか頭にない巨大与党と，迫力不足がめだつ野党．国会は空洞化し，メディアの批判も鈍い．市民には不信感とあきらめが強まるばかりだ．どうすればこの閉塞を打ち破れるのか？ 若手議員や知事に問う．
内容説明
権力を私物化してきた巨大与党と、迫力不足がめだつ野党。国会審議は空洞化し、メディアの政治批判も鈍い。「変革」を掲げる政権に政治閉塞の打破が期待されているが、根深い利権構造を前に先行きは不透明だ。一方で、地方では市民社会のうねりが見られる。議員や知事らに日本政治の現状を問い、民主政治を立て直す真の条件を提示する。
目次
序章 日本政治の失われた十年
第１章 危機の政党政治（自民党は変われるのか；国会の変質、野党の無力；メディアから見た政党政治）
第２章 経済危機と政治空白（なぜ政治は不況に無力なのか；誤りつづける経済政策）
第３章 市民政治への展望（地方からの市民革命；有権者が市民になるとき）
おわりに 再生の条件とは何か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tolucky1962
2
小泉政権が始まり、失われた10年といわれた2001年の本です。その後についての予測は一部当たっている部分も。それでも今は失われた20年と言われているので、変わっていないということでしょうね。 2013/04/14
Naota_t
0
2010/05/26 2010/05/21
