内容説明
ソラリス──この静謐なる惑星は意思を持った海に表面を覆われていた。心理学者ケルヴィンは、惑星の謎を解明するべく派遣されたのだが……。人間を超える知性とのコンタクトは可能なのか? 連載中から絶賛の声続々! 人気作家が傑作古典を余すことなくコミック化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
29
タルコフスキーの映画版がそうだったように、森泉岳土のコミカライズも余白を多用してレムの原作を表現しようとする。シンプルなタッチ、そして白い背景。余白は説明がされないことで逆に意味を持ち、読者を立ち止まらせる。その余白にソラリスの海を重ねることも可能だ。「狂っているとしたらむしろ救われるよ」「本当に恐ろしいのは起こらなかったことなんだ」「われわれは海についてなにも分かっていない」2025/02/11
garth
26
これは素晴らしい。なんというか、日本漫画というよりインターナショナルなグラフィックノベルとしてのほうが受け入れられるのではないか。まあ、日本人は異常なくらいに『ソラリス』を好きなので、欧米でどう受けるかはわかりません。2025/01/27
コンチャン
11
SF作品界隈では超がつくほど有名な作品みたいなのですが、よく知らないままマンガの方を読みました。地球外にある惑星に謎の海のような活動体(?)があって、それとコンタクトをとっている地球人の物語ですね。謎が多いまま下巻へ…2025/07/27
梅子
5
青山ブックセンターでの森泉さんの講演のため読了。「ソラリス」は読んでからだいぶ経つが、未だに鮮明なイメージを残している大好きな作品だから、コミカライズに複雑な気持ちはあったけど、読んでみたら漫画というよりバンド・デシネっぽくて、脳内のイメージを一切邪魔せず、良い意味で淡々と描かれていて、大変良かった。必要以上に背景とかを細かく描き込んでいないこと、物語のエッセンスを上手く抽出できていることが、この好印象に繋がってるのかもしれない。ソラリスの造形を鉛筆だけで描くのも、奇妙な掠れ具合が夜霧っぽくて雰囲気ある。2025/03/03
つっきー
3
古い映画で何度も見た『惑星ソラリス』 知性を持った海がどのように描かれているのか興味を持って手に取った。 不穏な宇宙ステーション。 死んだはずの恋人ハリーが、主人公クリスの元に現れる。 「愛してる」と囁くハリー...... 下巻に続く2026/03/06




