光文社古典新訳文庫<br> 失脚/巫女の死―デュレンマット傑作選

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光文社古典新訳文庫
失脚/巫女の死―デュレンマット傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334752538
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

内容説明

いつもの列車は知らぬ間にスピードを上げ…日常が突如変貌する「トンネル」、自動車のエンストのため鄙びた宿に泊まった男の意外な運命を描く「故障」、粛清の恐怖が支配する会議で閣僚たちが決死の心理戦を繰り広げる「失脚」など、本邦初訳を含む4編を収録。

著者等紹介

デュレンマット,フリードリヒ[デュレンマット,フリードリヒ][D¨urrenmatt,Friedrich]
1921‐1990。スイスの作家。ベルン州コノルフィンゲンに牧師の息子として生まれる。ベルン大学とチューリヒ大学で哲学などを専攻。21歳で処女作『クリスマス』を執筆。24歳のときに短編『老人』が初めて活字となる。同年、最初の戯曲『聖書に曰く』の執筆を開始。’50年代から’60年代にかけて発表した喜劇によって劇作家として世界的な名声を博したほか、推理小説『裁判官と死刑執行人』がベストセラーに。’88年、演劇から離れ散文の創作に専念することを発表。’90年、ヌシャテルの自宅で死去

増本浩子[マスモトヒロコ]
1960年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。専門はドイツとスイスの現代文学・文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

77
いつもと同じだと思っていたら、実はとんでもないことになっていた。日常に潜む非日常の恐ろしさ、ずっと続くと思っていたことが突然途切れてしまうかもしれないという危うさ、を描いた三つの作品と、『オイディプス王』のパロディともいえる『巫女の死』。『巫女の死』の後半は、芥川龍之介の『薮の中』を思わせる。2019/11/18

zirou1984

52
不条理を描いた戯曲作家ということで、カフカやベケットを嫌が応にも想起させる作風。収められた4作いずれも緊張感に張りつめていながら、決して安易な解決へと至らない現代的なものとなっている。後半の2作ではメタ構造的な仕掛けを排しながらも、それを言い訳にしないだけの主題が盛り込まれており、物語という枠を飛び越えて思わず心を揺さぶられてしまった。周到に構成された作品いずれも、リーダビリティに優れながらも再読すればする程その奥深さに感嘆してしまう、ミステリの衣装を纏ったとんでもない傑作であった。2015/10/17

紅はこべ

42
デュレンマットといえば、早川のミステリ全集に長編が収録されているし、北村薫の〈円紫師匠と私〉シリーズにも名前が出た作家なので、ミステリファンには知られている作家かな。ちょっとカフカっぽいのか。カフカ、まともに読んだことないので(恥ずかしい)、いい加減な感想ですが。「巫女の死」は芥川の「藪の中」?多重解決もの、信頼できない語り手ものとして、ミステリファンも楽しめます。この短編集、TVで米澤穂信氏が推挙されていたらしいです。2014/02/22

藤月はな(灯れ松明の火)

37
加速によって犠牲者が出る中、最後の一文にぞっとする「トンネル」、恐怖政治内での当時の革命児の人間関係と糸渡のような危うい駆け引きで垣間見えたかつてのカリスマの矮小さと末路を描写した「失脚」、ミステリー「故障」。しかし、「オイディプス」を基にした「巫女の死」のインパクトは凄いです。神がいないと嘲り、気まぐれに神託を下した愚かな死にかけの巫女に現れる死者達。親に復讐するために父を殺し、母を抱いたオイディプス、子を捨てた夫を憎み、自分が生み出した者に抱かれることを歓喜したイオカステ。しかし、真実を知る者によって2012/08/16

長谷川透

32
どの短篇も緊迫感の中に余裕の無さを感じたが、解説を読みデュレンマットの言語的背景を知り納得した次第である。彼にとっては外国語のような標準ドイツ語で創作活動を行うのは困難で、そのため極力作品は短くなったそうだ。画家としての才もあったそうで、ならば言語的なハンディのない道を選んでしまいそうであるが、彼は言語の使用を極力避けることで独自の文体を獲得し、この短篇集に収録されたような緊迫感溢れるスリリングな小説の書き手となった。「失脚」は登場人物が多く、また関係性も複雑なので、メモを用意してから読むことを推奨する。2013/02/13

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