勝田有子評 『小説的思考のススメ―「気になる部分」だらけの日本文学』阿部公彦著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 勝田有子(精神科医)※「書評空間」2012年7月4日より―小説の寺子屋― 著者の阿部公彦氏は、書評空間における仮想クラスメートとして、ずっと気になる存在だった。過去5年間、月に2本(も)という一貫したペースで書評を続ける難行を涼しい顔で…
2012.07.19 文学
《速報》第147回 芥川賞・直木賞の受賞作が決定!
本日7月17日夜、「新喜楽」にて第147回 芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が行われました。栄えある受賞作は以下の作品です。《芥川賞》鹿島田真希 「冥土めぐり」 (『文藝』2012年春季号) 裕福だった過去に執着し、借金を重ねる母と弟。一族…
2012.07.17 エンタメ 文学 受賞作品 辻村深月 鹿島田真希
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】忘却された歴史、文学でとらえる 『東京プリズン』(7月15日 朝日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」7月15日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターと新宿南店SUPERワクワク隊ツイッターで紹介しておりました朝日新聞掲載の『東京プリズン』です。[今朝の新聞より]「朝日」「…
2012.07.17 文学 社会 新聞書評
【佐賀店】 追悼ブラッドベリ『華氏451度』
耳にはめたラジオから絶えず流れる無意味で耳触りのいい音声、大画面のテレビに映し出される刺激的で夢中になれる映像、ただ与えられた情報だけを受け入れ、自ら考えることのなくなった世界。焚書官モンターグの仕事は、隠し持っている本を家ごと焼き払ってしまうこと。与えら…
2012.07.15 文学 ロングセラー
早瀬晋三評『ナチスのキッチン-「食べること」の環境史』藤原辰史著【プロの読み手による 書評空間】
書評者 早瀬晋三(大阪市立大学大学院・文学研究科)※「書評空間」2012年7月3日より 「台所にも歴史がある」で、本書ははじまる。「違うんじゃないの?」と思いつつ、読み進め、著者が言わんとすることは、「台所にも歴史がある」という下手な社会史ではないこ…
2012.07.14 文学 ドイツ料理
王様のブランチで紹介されました! 荒木経惟さん 『愛のバルコニー』
7月14日に放送されたTBS系テレビ番組「王様のブランチ」で、荒木経惟さんの 『愛のバルコニー』が紹介されました。「アラーキー」の愛称で知られる荒木経惟さんは、1964年に『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。その後50年にわたり450冊以上の写真集を発表され…
2012.07.14 アート メディアで紹介 売れそう 王様のブランチで紹介!
【佐賀店】 イギリスがすき!〈3〉『クレアモントホテル』
お歳を召した方が美しいのは、その心の中に楽しい思い出や愛しい想い、それから辛い記憶とそれを乗り越えて生きていらした強さが満ちているからだと思います。この映画の主人公の老女サラを見ていて改めてそう感じます。若くして夫と死別したサラは自立した老後をおくるため…
2012.07.12 イギリス
【新宿本店】 「鳥好きじゃなくても、イラストと内容に癒されます」
アヒルくんの大胆な行動や、カラフトフクロウの意地悪そうな顔がツボ。他の野鳥達も、猛烈に愛おしい。「ぢべたぐらし あひるの生活 春夏編」 マツダユカさん リブレ出版 私は特に鳥好きではありません…
2012.07.11 まなび コミック なごむ ゆるふわ 売れてる!
『ウイルスと地球生命』知られざるウイルスの役割【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
ウイルスのことを病気の原因で、危険なものとばかり考えていませんか?実はあなたが胎児だったとき、ウイルスはあなたを守る大切な役割をはたしていたのです。地球上には膨大な数のウイルスが存在し、生物の行動や生命の進化に大きな影響を与えていることがわかってきました…
2012.07.11 サイエンス ウイルス
【横浜みなとみらい店】 ゲームブックってご存知ですか?『人狼村からの脱出』
脱出成功率は10%以下という高難易度ながら、日本全国、そして世界で熱狂を生み続けている体験型謎解きイベント"リアル脱出ゲーム"。その書籍バージョンがついに登場。その村では、村人に扮した狼が、夜な夜な人を襲っているという。不可解な呪文、あやふやな目…
2012.07.09 エンタメ Fun!