2010年10月26日
11月22日(月) 第77回 紀伊國屋サザンセミナー ロールズ 『正義論 改訂版』 新訳刊行記念 「社会と心の《正義》を求めて」
ロールズ『正義論 改訂版』(紀伊國屋書店)の新訳刊行を記念して、トークイベント「社会と心の《正義》を求めて」を 開催いたします。
いま注目のキーワード《正義》。しかし、そもそも《正義》とは何かについて、誰も語りつくせてはいません。「個人のか けがえのなさと自由が認められること、社会が誰にとっても暮らしやすいものであること」―― 新訳となったロール ズの『正義論』を読み解き、《正義》の原点に迫るトークライブです。ロールズの構想<公正としての正義>は私たち の暮らしを変えることができるのか? ぜひこの機会にお聴き下さい。
出演者プロフィール

精神科医・立教大学現代心理学部映像身体学科教授。1960 年生まれ。東京医科大学卒。
学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、 文化批評、書評なども手がけ、現代人の"心の病"について洞察を続けている。専門は 精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。
近著に、『「今のあなた」で大丈夫!―自分に無理をさせない生き方』(新講社)、『人生 の法則―知るだけでココロがラクになる 10 章』(ベスト新書)、『しがみつかない死に方― 孤独死時代を豊かに生きるヒント』(角川 one テーマ 21)、『母親はなぜ生きづらいか』 (講談社現代新書)、『上手に傷つくためのレッスン』(メディアファクトリー)、『うつで困っ たときに開く本』(朝日新書)、『しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる 10 のルール』(幻冬舎新書)、他。

早稲田大学国際教養学部教授。哲学者、文芸評論家。1947 年生まれ。早稲田大学卒。
在日作家論から出発し、文芸評論、思想評論とともに、実存論的な人間論を中心として 活動を続ける。現象学、プラトン、ニーチェをベースに、哲学的思考の原理論としての欲 望論を展開している。
主な著書に、『〈在日〉という根拠』『自分を知るための哲学入門』『現代思想の冒険』『恋 愛論』(いずれも、ちくま学芸文庫)、『ニーチェ入門』『プラトン入門』(ちくま新書)、『陽水 の快楽』(ちくま文庫)、『現象学入門』(NHKブックス)、『はじめての現象学』(海鳥社)、 『ハイデガー入門』(講談社選書メチエ)、『言語的思考へ』(径書房)、他。

東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は社会倫理学。1951 年生まれ。東京大学卒。
日本におけるロールズ研究に早い段階から関与してきた。ロールズの主著『正義論 改 訂版』(2010 年 11 月刊行)の訳者代表。近年は、正義とケアの統合を企て、医療・看 護・教育など諸領域を貫通する倫理を探求している。
主な著書に、『現代倫理学の冒険』(創文社)、『ロールズ―正義の原理』(講談社)、『共 生から』(岩波書店)、訳書に、アマルティア・セン『合理的な愚か者』(共訳、勁草書房)、 マイケル・ウォルツァー『解釈としての社会批判』(共訳、風行社)、他。
日 時:11月22日(月)19:00開演(18:30開場)
出 演 :香山リカ 竹田青嗣 川本隆史
会 場:紀伊國屋サザンシアター (紀伊國屋書店 新宿南店7階)
料 金:1,000円 (税込・全席指定)
前売取扱:キノチケットカウンター (新宿本店 5 階/受付時間 10:00~18:30) 紀伊國屋サザンシアター (新宿南店 7 階/受付時間 10:00~18:30)
電話予約・お問合せ:紀伊國屋サザンシアター (TEL 03-5361-3321/10:00~18:30)
主催:紀伊國屋書店
書籍情報
20 世紀の名著、待望の新訳刊行! 11 月 18 日(木) 発売予定
ロック、ルソー、カントに代表される社会契約の伝統的理論を受け継ぎ、功利主義の「最大多数の最大幸福」に取って代わる、著書が構想した"公正としての正義"とは...20世紀の名著、待望の新訳。
ロック、ルソー、カントに代表される社会契約の伝統的理論を受け継ぎ、功利主義の「最大多数の最大幸福」に取って代わる、著書が構想した"公正としての正義"とは...20世紀の名著、待望の新訳。