2017年12月26日

「紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表

 株式会社 紀伊國屋書店(代表取締役会長兼社長 高井 昌史)はこのたび、「紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表いたします。

 「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」は、今年で第8回目を迎えました。
 おかげさまで、本年もたくさんのご応募と推薦コメントをお寄せいただきました。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。

※2016年12月~2017年11月に刊行(店頭発売日基準)された人文書を対象とし、2017年11月1日(水)~11月30日(木)の期間に読者の皆さまからアンケートを募りました。当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャンルに該当する書籍(文庫・新書も可)としております。

◆紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ人文書ベスト30

1位『中動態の世界 意志と責任の考古学』國分功一郎(医学書院)
2位『ゲンロン0 観光客の哲学』東浩紀(ゲンロン)
3位『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(ミシマ社)
4位『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』上間陽子(太田出版)
5位『文学問題(F+f)+』山本貴光(幻戯書房)
6位『勉強の哲学 来たるべきバカのために』千葉雅也(文藝春秋)
7位『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』有薗真代(世界思想社)
8位『福岡伸一、西田哲学を読む』池田善昭/福岡伸一(明石書店)
9位『子どもたちの階級闘争』ブレイディみかこ(みすず書房)
10位『実在への殺到』清水高志(水声社)
11位『死刑 その哲学的考察』萱野稔人(筑摩書房)
12位『崇高の修辞学』星野太(月曜社)
13位『大人のための社会科 未来を語るために』井手英策/宇野重規/坂井豊貴/松沢裕作(有斐閣)
14位『擬 「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(春秋社)
15位『死してなお踊れ 一遍上人伝』栗原康(河出書房新社)
16位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司(講談社)
17位『日本の近代とは何であったか 問題史的考察』三谷太一郎(岩波書店)
18位『暗い時代の人々』森まゆみ(亜紀書房)
19位『ハイン 地の果ての祭典 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死』アン・チャップマン(新評論)
20位『学生を戦地へ送るには 田辺元「悪魔の京大講義」を読む』佐藤優(新潮社)
21位『五つの証言』トーマス・マン(中央公論新社)
22位『マーシャの日記 ホロコーストを生きのびた少女』マーシャ・ロリニカイテ(新日本出版社)
23位『ナチの子どもたち 第三帝国指導者の父のもとに生まれて』タニア・クラスニアンスキ(原書房)
24位『哲学の骨、詩の肉』野村喜和夫(思潮社)
25位『日本史の内幕』磯田道史(中央公論新社)
26位『親鸞と日本主義』中島岳志(新潮社)
27位『チャヴ 弱者を敵視する社会』オーウェン・ジョーンズ(海と月社)
28位『われらの子ども 米国における機会格差の拡大』ロバート・D・パットナム(創元社)
29位『メタ倫理学入門 道徳のそもそもを考える』佐藤岳詩(勁草書房)
30位『「大学改革」という病 学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する』山口裕之(明石書店)


◆紀伊國屋じんぶん大賞2018フェアは、2018年2月1日(木)より開催予定です。選考委員および読者からの推薦コメントを掲載した小冊子を店頭にて配布いたします。詳細は各店舗にお問い合わせください。